代表長尾が語るおすすめBOOKS

弊社代表の長尾が読んだ書籍の中から
特に皆様におすすめのものを厳選してご紹介するページです。
自己啓発や社内教育の参考にしてください。

おすすめBOOKS 2026年版

オペレーションZ

 2017年に出た本なのだが、今こそ読むべきだと思うのでおすすめしたい一冊。ハゲタカで有名な真山仁先生が、日本の財政破綻をテーマに書いた未来小説。日本国債が市場で吸収されなくなって、世界恐慌の引き金を引きそうになる危機を救った総理大臣が、歳出半減という大ナタを振るう。その総理の特命を受けた官僚チームを中心に日本の財政状況や地方公共団体の在り方を問い直すストーリー。ストーリーはもちろん面白いのだが、日本の現状を把握するのにとても有効。面白いのに勉強になり、社会課題を解決させる力を持っているのが真山先生の真骨頂だと思う。
 なぜ本作を改めて読んだのかと言うと、本作の中に「デフォルトピア」という作中作の小説が出て来るのだが、その「デフォルトピア」の共同創作プロジェクトが立ち上がっているから(https://camp-fire.jp/projects/911582/view)。共同創作を応援するためには、まずその元となった「オペレーションZ」を読んでおかなければならない。そう思って読んでみたら、現在の日本が置かれた状況を改めて考えるキッカケにもなり勉強にもなった。WOWOWで映像化もされていてAmazonPrimeで観ることが出来る。小説も良いが映像を観ると更に登場人物のイメージが鮮明になって良い。草刈正雄が総理役。溝端淳平が主人公の財務官僚。原作小説も映像もおすすめ。
 本書を読み、映像を観て、たしかに日本の未来はまずいな、ヤバいなと思ったら「デフォルトピア」を応援しよう。もちろん私も応援する。

著 者:真山 仁

出 版:新潮社

金 額:1800円


オペレーションZ

「ロマンとソロバン」そして運~中経出版の物語

 1968年に創業し、45年間にわたり黒字・無借金経営を続け、多くのベストセラーを生んだ出版社「中経出版」の物語。元社長をはじめとするOBOGが集まって編纂し、中経出版OBの佐藤会長率いる「あさ出版」から出された一冊だ。中経出版は、2009年に角川グループに入り、2013年にはKADOKAWAに統合され、中経出版ブランドは消滅した。本書がなぜKADOKAWAから出なかったのか、45年間の歩みは具体例、固有名詞も入って細かく紹介されているのに、KADOKAWAに統合される最後の部分がサラッとしていたのはなぜなのか、と気になる部分もあるが、小さな会社が知恵と工夫と汗と涙で45年間成長を続けた軌跡は、多くの中小企業の参考になるだろう。最終出口のM&Aも解説してあると更に参考になったとは思う。
 私が本書を手に取ったのは、中経出版さん、あさ出版さん、そしてKADOKAWAさんに大変お世話になり、本も出版していただいているからである。本書には知った人が何人も登場した。そして新たな発見は、私の最初の出版でお世話になった「かんき出版」の編集長も中経出版の出身者だった!!という事実。私の書籍出版は、中経出版ファミリーに支えられている(いた・・・)。中経出版には足を向けて眠ることができない(今はもうないが・・・)。
 中経出版のOBOGは出版界、特にビジネス書界隈に多数おられるので、いずれまたどこかでお世話になることになると思う。その節はよろしくお願い致します。

著 者:会社の物語制作委員会

出 版:あさ出版

金 額:1700円


「ロマンとソロバン」そして運~中経出版の物語

2034 未来予測――AI(きみ)のいる明日

 MicrosoftのWindows95に「右クリック」「ダブルクリック」「ドロップ&ドラッグ」などの機能を実装したという伝説のエンジニアが、AIを「きみ」と呼ぶようになる未来を描いたAI啓蒙書。2034年の未来予想図がストーリー仕立てで描かれている。
 AIによって「死生観」がどう変わるか、24時間寄り添うパーソナルAIがいる生活はどうなるか、高性能・人型ロボットの「低価格化&大量生産」によって産業がどう変わるか、AIドローンによって戦争がどう変化するか、AIによって人間の仕事が8割消える時代はやってくるのか、というテーマごとにショートストーリーがあって、未来のイメージが湧きやすくなっている。
 世間で「AI、AI」と騒いでいるけれども、いったい何ができるのかと半信半疑でいるビジネスパーソン、経営者は読んでみると良いだろう。AI礼賛の「AIがあれば何でもできる」というメリットばかりを強調した内容ではなく、AIによるデメリットや弊害、考慮しておくべきことなども織り交ぜて書いてあり参考になる。
 AIの利活用については、好き嫌いもあるだろうし、IT以上にブラックボックスになっていて分かりにくい面があると思うので、ついて行けていない人や企業も少なくないだろうが、人間を不要にするという意味でIT以上のインパクトがあり、経営や仕事の仕方は間違いなく変わる。逃れられないなら敢えて取り込んで使いこなす側に回るしかないと覚悟を決めよう。
 5年後10年後の経営を考える際に読んでおいて損はない一冊。

著 者:中島 聡

出 版:徳間書店

金 額:1700円


2034 未来予測――AI(きみ)のいる明日

チップス(上・下)ハゲタカ6

 真山仁先生のハゲタカシリーズ第6弾。あの鷲津政彦が8年ぶりに帰って来た!!と聞いたら読まないわけにはいかない。テーマは、台湾有事と半導体。タイムリーかつホット過ぎるネタを小説にできるところが凄い。ストーリーが面白く引き込まれるのは当然だが、今の国際情勢や半導体を巡る駆け引きの裏側が学べるので一挙両得。
 世界中で紛争、戦争が起こり、日本も平和ボケしていられない現在、多くの日本人がこの作品を読んでみると良いと思う。地政学や半導体の勉強をする前に本作品を読んでみるとその意味や価値を実感を持って吸収できるはず。
 登場する企業や人物は架空のものになっているが、あの企業のことだな、あの人のことだなとイメージできるものばかりでとてもリアリティがあって、ニュースの裏側で実際に起こっていそうな感じがしてくる。
 鷲津政彦のように米国や中国を手玉にとれる政治家が出て来て欲しいと願うばかりだ。おすすめです。

著 者:真山 仁

出 版:日経BP

金 額:1900円


チップス(上・下)ハゲタカ6

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