新・資本論
著 者:大前研一
出 版:東洋経済新報社
金 額:2000円
やはりこの人はコンサルタントとして別格である。ドラッカーやトム・ピータースなど世界的に著名なTOPコンサルタントにまったく引けをとらない。時代認識においてはトムを軽く凌いでいる。本書は全ビジネスマン必読の書である。これからの時代をどう乗り切るべきか、個人として企業として地域として国家として、解き明かしてくれる一冊である。大部であり読むのは大変だが、それだけの価値がある。私は大前氏の「新・国富論」を読んでコンサルタントの道に入った。「企業参謀」に学び平成維新の会にも氏を応援するべく入会した(何もしなかったが、会費は払った)。「インターネット革命」や「遊び心」など氏の著作はほとんど読んだと言って良いだろう。そして本書を読み、氏の凄さに改めて敬服した次第である。ボストン出身のH氏などとはまったく格が違う。単なるコンサルタントの領域を超えた人である。年末年始にじっくり読まれることをお勧めする。