会社情報役員紹介

コンサルティング(戦略・戦術・人財育成)とITツール(仕組み・仕掛け・武器)の同時提供で、
中堅・中小企業の経営力・営業力を強化し、業績向上を実現します。

長尾一洋

プロフィール

中小企業診断士 上級システムアドミニストレーター
横浜市立大学商学部経営学科卒業。
経営コンサルティング会社にて各種経営指導に取り組み、課長職を経て、
1991年に(株)NIコンサルティングを設立、代表取締役就任。
ローコストで経営コンサルティングを実現するシクミ作りに取り組み、1998年からは「コンサルティングパッケージ」を開発し経営支援に活用。既に10,000社超の導入実績をあげている。

メッセージ (「コンサルティング・パッケージ」誕生秘話)

 弊社のホームページにアクセスいただき誠に有り難うございます。
 少々長くなりますが、弊社を設立するに至った経緯についてお読みいただければと存じます。

 私がかつて一般的なコンサルティング会社に勤めていた頃、一番の悩みはコンサルティング料金の設定でした。多くの中小企業では、コンサルティングのニーズがあってもコンサルタントに支払う料金が高くて頼めないという現実がありました。私もまだ駆け出しでしたし、そんなに高い料金設定をしていたわけではありませんが、「頼みたいけど無理だ」と言われ、経営に困った企業を救って元気にするという使命感が空回りしてガッカリしたものです。

 そこである時、勤めていた会社の上司に「コンサルティング料金を安くしたい」と申し出たのですが、「それなら君の給料を下げろ」と言われました。むしろ私は給料を上げて欲しいと思っていたので、話になりません。給料は上げて欲しいのにコンサルティング料金を引き下げるというのはあり得ない相談だったのです。若気の至りです。

 そもそも、コンサルタントは、一日24時間、一年365日という限られたリソースを切り売りするビジネスですので、どうしても時間単価が高くなってしまいます。私がそれなりの給料をとろうと思えば、それ相応のコンサルティング料金をもらわなければなりません。一方でクライアント企業様の側では、なるべく安くコンサルティングを受けたいと考えます。当然のことです。月に一度か二度やってきて、数十万円の料金(社員さんの給与一ヶ月分ほどの額)を要求するわけですから。しかし私の方も安易に値下げはできません。事前準備の工数などもありますし、相場的にも良心的にやっていたつもりです。

 何年かコンサルタントとして仕事をしていると、さらにまた考えざるを得なくなりました。たとえば月に30万円の料金をいただくと、年間で360万円。それが3年続くと1080万円。5年だと1800万円です。おかげさまでお付き合いしていた企業にはだいたい継続して契約していただいていましたので累積のコンサルティング料金はどんどん増えていきます。果たして、それだけの価値を生み出しているのだろうか?と自分でも考えざるを得ません。契約は継続していただいているわけですから、決してコンサルティングの質が悪かったとは思いません。月々30万円というのも大手コンサルティング会社あたりと比べれば安い設定ですし、自分の限られたリソースを考えればこれくらいはいただかないとお手伝いができません。

 なんとかこの問題を解決できないだろうかと悩んでいた時期に並行して進んでいたのがパソコンの普及です。そんなある日、「コンサルティングの内容をシステム化してパッケージングすればいいんだ!」と気付いたのです。

 個別企業には個別の事情や業界の違いなどもありますが、マネジメントの基本はそんなに変わりません。戦略を構想し、経営計画を立て、それを日々の活動、業務に落とし込んで実行し、それを評価し処遇につなげることで組織を動かしていきます。多くの企業が共通する部分を予めシステム化しておけば、コンサルティング料金も要りませんし、システム化の費用も省くことができます。

 コンサルタントはあるべき姿を提示したり、指導したりはしますが、それを実行するためにはシステムが必須になるはずだと考えたのです。「コンサルティング料金を安くしつつ実効性のある経営支援を行うにはコンサルティングのパッケージ化(コンサルティング・パッケージと名付けました)が有効だ!」と確信して、勤めていた会社の社長に直訴しましたが、「コンサルタントは現場に行って生々しく指導しなければならない」という古い考えを覆すことはできませんでした。1990年のことですから、それも仕方ないことだったのでしょう。しかし現場で、生々しく指導する価値は私も認めますが、それは高いコンサルティング料金をいただくことになり、多くの困っている企業を救うことができません。それで1991年の3月に自らコンサルティング会社を興したのです。(これも若気の至りでした・・・)
 当時はまだインターネットもなかった頃ですから、パソコン通信を立ち上げてメールや掲示板の仕組みを提供したり、パソコンで動く人事評価のシステムを作ったりしていたのですが、思い描いたような「コンサルティング・パッケージ」を作ることはできず、結局従来型のコンサルティングを続けていたのです。
 流れが変わってきたのは、インターネットが登場した頃からです。1994年、1995年あたりからパソコンの普及も加速し始め、クライアント企業の理解を得やすくなってきました。あるクライアント企業で、それまで紙の日報を使って情報共有していたのをシステム化したいという依頼を受け、営業管理、店舗管理、クレーム管理、購買管理を実現する仕組みを開発したのが、今の「顧客創造日報シリーズ(IT日報)」の原型です。それを元にしてパッケージ化を進め、1998年の4月に「コンサルティング・パッケージ」の第一号「顧客創造日報 for Notes Ver.1.0」を発売しました。

 かつて、毎月営業会議に出席し、何年もかけて指導してきた、営業マン管理、顧客情報管理、受注先行管理、クレーム共有などを一気に実現するツールが出来上がったのです。何度もコンサルタントが訪問して指導しなくても、わざわざシステム開発費を投じなくても、経営管理レベルを上げることができる。そしてシステムだけでは解決できない部分については、生身のコンサルタントが対応して個別にご相談に乗る。これによってトータルコストを大幅に引き下げることができますし、実現スピードが格段に早くなりました。イメージ的には、3年から5年かけて、1、2千万のコンサルティング料を払い、さらにシステム開発に5、6百万かけていたものが、数十万から数百万のコスト、3ヶ月ほどの期間でできるようになった感じです。

 今では、コンサルティング・パッケージは「可視化経営システム」として機能拡充し、企業経営を支えるインフラとして累計10,000社超の企業様に導入させていただけるところまで来ました。さらにRCS(リモート・コンサルティング・センサー)機能により、運用状況の悪化がコンサルティング・パッケージから読み取られると、自動的に警報メールが届く仕組みを実現しておりますので、自覚症状が出て病院に駆け込む前に、企業ドクターである私たちが往診に出かけることが可能になっています。
 定期的に訪問するのではなく、必要な時にだけ急行するという仕組みにしたことで、一番コストが高いコンサルタントの人件費負担を引き下げ、トータルコストを抑えることができているのです。生身のコンサルタントはコピー(複製・分身の術)できませんが、システムはコピーしても品質劣化がありません。より多くのクライアント企業に導入していただくことで、より安くご提供できることになるのです。ネット配信すれば、デリバリーコストもゼロに近づきますから、今後さらに、ローコストでご提供できるようになるはずです。
 私たちNIコンサルティングは、経営コンサルティング会社ですが、コンサルタント派遣業ではなく、業績アップ実現業、経営レベル向上支援業として、システムと生身のコンサルタントの融合で、より実効性のあるサービスを、よりローコストに、よりスピーディーにご提供してまいります。

本道純一

プロフィール

中小企業診断士  ITコーディネータ  ITCインストラクター
東京理科大学理学部卒業後、システム販売会社等を経て、1986年にNECソフトウェア北陸に入社。営業戦略立案、経営品質、マーケティング、人事労務から、営業現場のためのシステムの構築・導入・サポートまでの責任者として従事。中堅・中小企業における提案型営業パーソンの増力化支援、及びSFA・CRMのコンサルティング、システム構築、導入、サポートを一貫して行う。2005年NIコンサルティング入社。家電販社、ソフトウェア企業などでの営業経験を生かし、中小・中堅企業の営業スタイル革新を支援。そのためのフレームワークとしてBSCを活用し、実践的かつ営業現場の気持ちに立ったコンサルティングには定評あり。

東海林一正

プロフィール

中小企業診断士
上智大学法学部卒業後、NIコンサルティングに入社し、 内部監査室、上場準備室、経営企画室、更には人材採用、教育研修、アライアンス推進、新規開拓営業、パートナー営業など社内の様々な業務を経験し、 2007年5月に取締役就任。2017年4月より常務取締役。2023年4月より現職。

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