経営コンサルティング可視化経営コンサルティング

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可視化経営の7つのステップ - Step 4

経営とはモノでも結果でもなく、「営み」です。それゆえ、経営は見えません。見えないものは改善も改革もできません。
だから、見える化が必要です。
すなわち、見えないものを見える化するのが「可視化経営」なのです。
可視化経営コンサルティングでは、戦略の可視化(見える化)、マネジメントの可視化(見える化)、現場情報の可視化(見える化)の3階層の可視化(見える化)を下記の7つのステップで実現します。


Step 4 スコアカードを作成する

地図を描いて、目標地点が明示できたら、そこに向かうための道筋を決め、 その道の途中の距離(マイルストーン・基準値)を明示しておく必要があります。 目標地点に向けて、今どこまで進んでいて、あとどれくらいでゴールにたどり着くのかが 分かった方が、ペース配分もできて良いからです。
ここでは、「スコアカード」というツールを使って、その距離を目に見えるようにします。これは前述の戦略マップ、戦術マップを具体的なアクションに落とし込むための「得点表」ともいえるもので、マネジメントの基準値を一覧表にしたものです。
適切なマネジメントを行っていくためには、適切な問題意識が必要です。
適切な問題を見える化し、すばやくその問題を解決していく。この繰り返しがマネジメントだからです。
しかし、問題というのは目には見えません。目に見えない問題を見えるようにするには、 基準値(目標値)をあらかじめ明示して、そこに実績値を対比させてキャップを確定させることが必要なのです。これがスコアカードの必要な理由です。これによって、マネジメントの可視化が実現していきます。


スコアカードを作成する

スコアカード作成のポイントは、結果としての基準値や目標値(結果指標:KGI)だけでなく、その結果を出すために先行して必要となる先行指標:KPIを設定することです。結果指標だけでなく先行指標もチェックすることで、マネジメントサイクル(仮説検証サイクル)を短縮し、最終的な結果指標:KGIをクリアする確率を高めることが出来るようになるのです。
そして、この先行指標:KPIを設定しているからこそ、日々の実績データが上がってきたときに基準となる指標があって、日々問題が明確になり、適切な問題意識が全社で共有されることになるのです。
これにより、結果をとやかく言うマネジメントから先行マネジメントへのシフトが可能となります。
スコアカードの指標作成は、「グ・タ・イ・テ・キ・ニ」行いましょう。

評価指標の作成は、グ・タ・イ・テ・キ・ニ

 「グ」 : 具体的であること
・KPI(先行指標)は表現が具体的であること。
・抽象的な指標は誤解を生むので、関わる人が理解できる指標を設定すること。
 「タ」 : 達成可能でありこと
・高い目標であればよいというものでなく、実際にKGI(結果指標)の達成につながる高い目標設定であること。
・その目標を通して、自己成長、自己実現につながるものであること。
ただし、容易に達成できたり、創意工夫せず達成できるような低レベルな指標設定でないこと。
 「イ」 : 意欲が持てること
・自らがわくわくして、意欲が持てる目標でなければ行動に結びつきませんし、自らが参画し立てた目標設定
だから意欲が生まれ、行動し続けるのです。やらされ感や義務感で嫌々行わないこと。
 「テ」 : 定量的であること
・指標はすべて数値化され、客観的な指標として評価できること。
・「経営を根本的に改革しよう!」、「現場の改善を徹底しよう!」、「これよりも良くしよう!」などの単なるスロー
ガンや掛け声にならないこと。
 「キ」 : 期限を決めること
・達成の期限が明確であること。単なる夢であれば、期限を設定する必要はありません。評価指標は期日を
的確に設定することが前提条件となります。
 「ニ」 : 日課にすること
・指標はすべて数値化され、客観的な指標として評価できること。
・KGI(結果指標)を実現するためのKPI(先行指標)として、常日頃から意識しておく必要があります。
日課として習慣化するからこそ、身に付き、身に付くからこそ達成可能となります。

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