戦略的マーケティング=可視化経営体系2024年10月3日
こんにちは、可視化経営のエバンジェリスト本道です。
日本では、1990年(平成2年)にJMA(日本マーケティング協会)が、マーケティングの定義を発表しました。
そして、今年1月25日、何と34年ぶりにマーケティングの定義が、刷新されました。
出所:JMA HPニュース:34年振りにマーケティングの定義を刷新より抜粋
ちなみに、マーケッティング先進国のアメリカでは、日本の半世紀以上も前の1935年(昭和10年)に、AMA(アメリカマーケティング協会)から、「マーケティングとは、生産地点から消費地点にいたる商品及びサービスの流れに携わるもろもろの事業活動である」という定義がなされています。
※その当時のマーケティングの中心は、専ら商品の移動だったんですね。。。
本題に戻ります。
日本のマーケティングの定義が、マーケティングミックス(製品、価格、流通、プロモーションの4要素)の組織的な取り組み(これをマーケティング戦略(狭義のマーケティング)と称すことにします)から、新たなマーケティング定義の構想でありプロセスであるという主文と、注記3)の内容からもよりマーケティングの守備範囲が拡大したことが分かります。
注記3)の構想にはイニシアティブがイメージされておりからは、経営理念・ビジョン➡現状分析の戦略ドメインも対象であること。そして戦略・仕組み・活動を含んでいるから以下の図の通り、戦略立案➡施策立案・実行の範囲であることも明確になりました。この一連の流れを、戦略的マーケティング(広義のマーケティング)と称すことにします。
実は、これまで度々ご紹介している可視化経営体系のカバーする範囲と、新マーケティングで定義している範囲が、ちょうど符号します。
要するに戦略的マーケティングの具体的な取り組みが、可視化経営のフレームワークということに理解してください。
次回からは、戦略的マーケティング=可視化経営の各フェーズを深堀していきたいと思います。
どうぞ、よろしくお願いします。