AIに振り回される社長 したたかに使う社長
経営の見える化、可視化経営を進めて行くと、当然ITの活用が必要となり、それが今ではAIやIoTの活用へと進化発展しています。本書は、弊社代表、長尾一洋が30年に渡る経営コンサルタント人生の中で出会った「テクノロジーに振り回される社長」と「テクノロジーをしたたかに使いこなす社長」とを振り返りながら、経営を可視化し、マネジメントの質とスピードを上げながら、企業体質を強化する方法を解説しています。
書名に「見える化」「可視化」とは入っていませんが、経営の見える化の延長線上にAI活用も組み込み、「フィードフォワード経営」というコンセプトに昇華させた内容になっています。ここで大切なことは、経営が可視化され、見える化された後、見えたものを過去へのフィードバックに使うか、未来を変えるフィードフォワードに使うかということです。同じテクノロジーを使って、同じように見える化しても、それをどう使うかによって成果が大きく違ってくるのです。
また、本書ではAIやIoTなどに振り回されないために、ドメイン発想についても解説しています。「戦略の見える化」で紹介したドメインの定義をさらに発展させて、物理的定義、機能的定義、便益的定義へとシフトすべきであることを有名企業4社とNIコンサルティングの実例によってお伝えしています。