『キングダム』で学ぶ乱世のリーダーシップ
秦の始皇帝が中華統一を実現するストーリーを描いた、大人気漫画「キングダム」を孫子兵法家、長尾一洋がリーダーシップを切り口にして解説した一冊。中国春秋戦国時代を舞台にしたコラボレーションです。
同じ春秋戦国時代とはいえ、孫子が書かれたのは春秋末期、秦の中華統一は戦国末期で、その間およそ250年ほどのタイムラグがありますが、戦国時代にはすでに孫子の兵法は国王や将軍には広まっていたものと考えられ、「キングダム」の中にも孫子の兵法を活かしたようなシーンが出て来ます。本書のタイトルには「孫子」の表記はありませんが、最終章には「孫子の兵法から見た『キングダム』のリーダーシップ」と題して孫子兵法の解説も施しています。
孫子兵法を現代のビジネスに実践、応用するに当たり、是非参考にしていただきたい本になっています。本書をキッカケに漫画「キングダム」もお読みになると、より一層イメージが湧いて、感情移入もしやすくなるものと思います。