コンサル奮戦記~その4:口癖になっています2011年02月08日

こんにちは、
経営の見える化エバンジェリストの本道です。

先週は、クライアントの将来ビジョン策定のために鹿児島に訪問してきました。
2月4日の朝も新燃岳が噴火しました。
その夕方、鹿児島空港近くで機内からアナウンス。
「右手に新燃岳がご覧いただけます」と !!
噴火の灰は、飛行の際に視界を悪くするだけでなく、吸い込むとエンジンを傷めて、エンジン停止してしまう恐れもあると聞いてただけに・・・。
迂回して飛行していると思っていただけに、びっくりです。

午後2時40分発の東京発のJALは、毎回の搭乗率がメチャクチャ低いので、思わず窓側の席へ移動。
眼下には、確かに噴煙(小さい)を上げている新燃岳が太陽を浴びて光っています。
火口周辺の火山灰が反射しているのかもしれません。リアルです。想像したよりも火山灰の色が白いこと。
粒子が細かそうで、これを吸い続けると肺につまりそうで、さぞ体に悪いんだろうと、遠目からでもわかります。
実際の新燃岳噴火を見て、改めて自然のすごさを実感しました。そして、近隣の大変さを痛感した次第です。

本題に戻ります。
私は、コンサルで多用する質問の言葉があります。
今回の中堅社員とのグループ討議でも、この言葉を多用している自分がいました。

① 事実、感想、意見を要領よく区別して話してくれ人ばかりではありません。
事実なのか?
本人の感想や感情なのか?
本人の考えや意見なのか?
相手は、私に一体何を伝えようとしているのか?――知りたいのです。

「今のあなたの話は、わかりにくいから、もう一度わかりやすく話してくれませんか?」と、言いたいのです。
ところですが、そこは紳士的に・・・「もう少し詳しく教えてくれませんか?」とへりくだってお願いするのです。
そう言われた方は、悪い気はしないはずです。教えを請われたのですから。

② 抽象的な話や考えを、より具体化したいときに投げかける言葉です。
相手に例え話しで説明してもらうと、イメージが膨らみます。
場合によっては、「例えて言うと、こう言うことですか?」と、こちらから例え話をしてみたりします。
そうすることで、相手の考えをこちらがちゃんと理解しているのかを、確認することもできます。
これは、問題解決の「何を(What)」を「どのようにして(How)」のHowの部分にあたります。
具体化しない抽象的な話は、行動を伴いませんから。具体例を聞くことによって、本人の考えの熟成度合いを知りたいのです。

③ どうしてそう考えたのか・・・「あなたの判断基準を教えてください。」と言うことです。
こちらの判断基準と相手の判断基準が、ずれていたのでは会話になりません。
プロの目から見て水準以上なのに、相手はまだまだだと漠然と自分の尺度で判断している場合もありますし、これまでの自社の実績から鑑みてそう判断していて、市場実態から大きく外れている場合もあります。

この3つの言葉が、討議を深めます。
営業担当者が、顧客訪問して、顧客ニーズを把握するときにも有効です。
また、上司が部下に対してのアドバイスにも有効です。

あなたの口癖。決まり文句は何ですか?



↓↓ 可視化経営のstep①~ step⑦はこちらから ↓↓
step① 「経営理念・使命を再確認する」
step② 「20年後の将来ビジョンを描く」
step③ 「ビジョン,戦略,戦術をマップ化する」
step④ 「スコアカードを作成する」
step⑤ 「アクションプランを決める」
step⑥ 「モニタリングシステムを作る」
step⑦ 「経営コクピットを完成させる」