Step6 モニタリングシステムをつくる ~モニタリングのチェックポイント2010年10月05日

おはようございます、
経営の見える化 エバンジェリストの本道です。

Step1の経営理念・使命を再確認するからStep5のアクションプランを決定するまでの作業をワークショップスタイルで行い、ビジョンと戦略を実現するための可視化マップとスコアカードが完成しました。

このステップでは、作成したスコアカードの内容を現場で実施して、その実施状況を見える化するためのシクミを構築して行きます。

ゴール指標や日課を逐次把握することをモニタリングといい、モニタリングするための運用ルールやシクミを含めてモニタリングシステムといいます。

検証では、以下の3つのポイントをチェックします。
① 日課で目標値や基準値を達成していない項目がないか。
② 日課の達成がゴール指標の達成に結びついてない項目がないか。
③ 日課が達成しなくてもゴール指標の達成が見られ、
  日課とゴール指標の因果関係が見出されない項目はないか。
検証をより分かり易くするために、EXCELなどを使ってスコアカード・モニタリングシートを作成して、毎日、毎週、毎月と、日課のモニタリング頻度に従ってチェックを行います。

さらに、これら日課の積み重ねの結果として、1ヶ月、四半期、半期とゴール指標のモニタリング頻度に従って、結果に結びついたかどうかも検証します。

スコアカード作成時点では、日課を達成し続ければ、結果としてゴール指標が達成できると仮説したのですが、いざ蓋を開けてみると日課を達成しても、ゴール指標に到達しないことが起こってきます。

モニタリングシステムは、日課やゴール指標をモニタリングして目標値や基準値とのギャップをいち早く把握する、すなわち、すばやい意思決定を行うための問題認識を促す非常に重要なものとなります。



↓↓ 可視化経営のstep①~ step⑥はこちらから ↓↓
step① 「経営理念・使命を再確認する」
step② 「20年後の将来ビジョンを描く」
step③ 「ビジョン,戦略,戦術をマップ化する」
step④ 「スコアカードを作成する」
step⑤ 「アクションプランを決める」
step⑥ 「モニタリングシステムを作る」