Step5 アクションプランを決定する~経営者の思いは、なかなか伝わらない その22010年09月28日

おはようございます、
経営の見える化 エバンジェリストの本道です。

前回は、経営者のビジョンや戦略が、現場の社員の行動として表れるのは、わずか6%であるという話をしました。

この数字は、経営者がビジョンや戦略を現場の社員100人に伝えたとしたら、わずか6人しか行動に表わさないということになります。
こんな状態では、経営者としたら、現場がビジョンや戦略を理解しているとはとても思えません。

ですから経営者は、「言っていることを、理解しているのだろうか?」、
「理解して行動に移さないだけなのだろうか?」、
「説明の仕方が悪かったのか?」と不安になり、似たようなことをまた繰り返し言うはめになってしまいます。

このわずか6%しか伝わらない現状から脱出するためには、社員とのコミュニケーションの“量と質”を見直さなければなりません。
コミュニケーションの“量”を上げるためには、まず文字通りコミュニケーション回数を増す必要があります。

一説では、一つのことを社員に伝え、理解させ、納得させ、行動を起こさせるためのコミュニケーション量は、社員数の平方根回数だけ必要だといわれています。
たとえば、社員数100人の会社であれば√100=10回、400人の会社であれば√400=20回のコミュニケーション量が必要であるということです。

あなたの会社は、どうですか?コミュニケーションの評価は相手なのに、一度話せば充分理解してくれていると勝手に判断していませんか?

一方、コミュニケーションの“質”を上げるためには、経営者と現場とのコミュニケーションするための共通言語が必要となります。
その共通言語を用いて現場が経営者と同じ目線で経営の景色や実態を眺めてみる必要があります。

そして、同じ目線で景色を眺めて同じ言語でコミュニケーションするしくみが、可視化経営のフレームワークということになります。

特に可視化経営のフレームワークの中核となる戦略マップ、スコアカード、アクションプラン作成するためのワークショップへの参画こそが、経営の目線や経営の景色や実態を見るための重要なベースづくりとなります。



↓↓ 可視化経営のstep①~ step⑤はこちらから ↓↓
step① 「経営理念・使命を再確認する」
step② 「20年後の将来ビジョンを描く」
step③ 「ビジョン,戦略,戦術をマップ化する」
step④ 「スコアカードを作成する」
step⑤ 「アクションプランを決める」