Step5 アクションプランを決定する~経営者の思いは、なかなか伝わらない2010年09月21日

おはようございます、
経営の見える化 エバンジェリストの本道です。

戦術マップは、今年の戦略を具体化し見える化したものです。
さらに、その戦術マップの一つ一つの戦略目標をアクションプランにまで展開し、1枚のスコアカードとして見える化してきました。
見える化を行う理由は、市場環境の変化に素早く対応する仮説検証のシクミが必要ということもさることながら、そもそも戦略は現場になかなか伝わらないという現実があるからです。

あなたが経営者だとして、ご自身の会社のビジョンや戦略を社員に伝える場合に、あなたはどれくらい正確に伝えられるでしょうか。
どんなに多く見積もっても、考えていることの80%ぐらいしか伝えられないでしょう。

一方、社員は、あなたの説明の内容を、どの程度理解できているのでしょうか?

残念ながら50%程度しか理解できないという調査報告があります。

さらに社員が、これらのビジョンや戦略を理解して、具体的な行動を起こすとなると、どうでしょうか?
追跡調査によると、経営者の話を理解し行動を起こしたのは、わずか15%に過ぎなかったそうです。

経営者の頭の中のあるべき姿を100%とすると、100%×80%×50%×15%=6%で、経営者のビジョンや戦略が、現場の社員の行動として表れるのは、わずか6%ということになります。

まず、ビジョンや戦略などの考えを伝えるのは、そう簡単ではないという事実認識が必要です。



↓↓ 可視化経営のstep①~ step⑤はこちらから ↓↓
step① 「経営理念・使命を再確認する」
step② 「20年後の将来ビジョンを描く」
step③ 「ビジョン,戦略,戦術をマップ化する」
step④ 「スコアカードを作成する」
step⑤ 「アクションプランを決める」