Step2 20年後の将来ビジョンを描く2010年06月15日

おはようございます、可視化経営エバンジェリストの本道です。

可視化経営は、7つのステップから成り立っています。
前回でStep1では、プロジェクトメンバー全員で「自社の経営理念・使命を再確認」しました。

さしずめ経営理念は、北極星のようなものです。
北極星は、いつの時代にも北の空で燦然と輝いているように、経営理念も、時代が変わっても不動と言う点で酷似しています。
また、北極星は、極(きょく)すなわち究極の目的という点においても経営理念と似ています。

企業が、このあまりにも遠くにある北極星を目指す的(まと)すなわち目的とするには、道中の要所、要所に道標(みちしるべ:マイルストーン)すなわち目標を設定しながら前進して行く必要があります。

この目標こそが、ビジョンなのです。

ですからビジョンは、目的(地)に向かうために、日々訪れる顧客ニーズの変化、景気の変動、他社との競争などに立ち向かうために、不動の経営理念と違って市場環境の変化に柔軟に変わることが求められるものということになります。

Step 2では、北極星に向かうための道標であるビジョンを定義します。
と言うことは、目的地からの逆算になります。
さしずめ20年後にどのあたりを通過すれば、良いのか考えてみましょう。この20年後という距離感が、お勧めです。
例えば、3年~5年後のビジョンから考えてしまうと、どうしても現在の延長線上で物事を考えてしまい、自由な発想が出来なくなってしまいます。
無責任かもしれませんが…。

この段階では、自分たちの会社が、経営理念や使命を実現するために、将来にどうなっていたいのか。
現在の若手が、会社の中核をなすような20年後に、どういう存在になっていたいのか?
また、現在中核を担っている部門長・マネジャクラスが、会社をリタイアする時にどんな会社であってほしいのか?

そんな、夢を馳せる。ワクワクしながら、議論をするのがStep 2の20年後のビジョンを描くということです。



↓↓ 可視化経営のstep①~ step②はこちらから ↓↓
step① 「経営理念・使命を再確認する」
step② 「20年後の将来ビジョンを描く」