年頭に思う。2013年01月08日

こんにちは、可視化経営エバンジェリストの本道です。
今年もよろしくお願いします。

昨年は、皆さんにとって、どのような一年でしたか?
ロンドンオリンピックの卓球、サッカー、レスリング、バトミントン、アーチェリーなど、日本人女性の活躍は、凄かった。素晴らしかった。
そして、山中伸弥教授のノーベル医学・生理学賞は、暗~い話が多かった日本に、明るい話題を提供してくれたと思います。
体をつくっている細胞にたった4つの遺伝子を発現させただけで、
万能細胞に戻してしまう「初期化(reprogramming)」を起こせるなんて、びっくりです。
そして、山中教授のインタビューの中で、座右の銘であるという
Vision(ビジョン)&Work Hard(ワークハード)」という言葉です。
長期ビジョンを明確に持って、そのビジョンに向かって我武者羅に取り組む。
それが、Vision &Work Hard。
約してVWだと。
そして、ビジョンを具体的に絞り込んで、時間軸を現在に巻き戻すことだと。
その具体的な仮説に対しが正しいか否かを、実験を通して検証していくのだと。
それを淡々と、取り組むのだと。
京都大学 iPS細胞研究所のメンバーである高橋和利講師には、15年くらいかかってもキミの生活ぐらい何とかすると言ったそうな…。
その位の一生懸命さ。志が必要だと。
思わず、その通り。よくぞ言ってくれた、山中教授。カッコいい。

これって、私たちが日ごろ提唱している「可視化経営」の考え方そのものです。
経営においても、組織として目指す、長期的なビジョンを確立すること。
そして、そのビジョン実現にむけて、具体化するための仮説を設けること。
その仮説は、前例なし。前人未到。誰も取り組んでない。だから想定できない点もある。
それを、小さな市場で試してみる。
間違っていたら、仮説を見直し、また挑戦。
これが実験。

小さなシャーレの中で、色々試して失敗を重ねながら成功に近づいて行く。
実験だと思えば、そうそう成功することがないと覚悟できます。
施策と言った瞬間から、成果が出て当たり前、成功しないとダメみたいな感じがします。

これからの時代、仮説-実験-検証をスピーディに取り組むことができる、そういったマインドを持った人材とそういったチャレンジを受け入れる企業風土が必要だということ。

そして、私は、新年を迎え、山中教授のiPS細胞のreprogrammingにあやかって、60兆個の細胞からなる自分の体の初期化を決意した次第です。

私の初期化=心も体と行きたいところですが、私の体自体が受精卵のような未分化の万能細胞に戻るわけには、行きませんので…。
私のこれまでの良きにつけ悪しきにつけ思考を初期化すること。
これまでの成功体験からの脱却。
また、これまでの失敗体験からトラウマになっていることのリセット。
潜在意識の中でとらわれていて、苦手意識にしていることなどなど。
要するに、まずは、これまでの先入観や良いも悪いも自身が抱いているイメージを一旦リセットして物事に遮二無二取り組んでみることです。

今年のスローガンは、VW(ボルクスワーゲンではありません)。
そして、「一生懸命を楽しむ」です。

今年も、一年どうぞよろしくお願いします。

あっ、それから…iPSのiを小文字にしたのは、山中教授が、iPodのように流行らせたいからだったと聞きました。NIコンサルティング
VMS(Visibility Management System)可視化経営システムも、vMSにしよっかな。。。