Step4 スコアカードを作成する~目標や基準があるから意識できる2010年08月31日

おはようございます、
経営の見える化 エバンジェリストの本道です。

部下に対してマネジャーが、「君は、問題意識が足りないな~」、「こんなにトラブルが多いなんて問題だよ」、「予算達成できないのは、何が問題なのだ?」と、「問題」という言葉をよく使います。

この「問題」という言葉を一度定義してみましょう。

たとえば、営業マンであるあなたの今月の売上予算が、1,000万円だったとします。
この売上予算に対して、現在の売上実績が800万円だったとしたら・・・。
この場合の「問題」とは、何でしょうか?

「競合他社の新製品発売が影響した。」とか、「A社のクレームに手間取り、予定が狂ってしまった。」とか、「新規開拓が思うようにできなかった。」など、いろんな言い訳が返ってきそうです。

しかし、可視化経営おいての「問題」とは、あるべき姿と現状とのギャップと定義しています。

上の質問に置き換えると、あるべき姿の予算1,000万円と現状の実績800万円のギャップ、すなわち200万円の予算未達が問題ということになります。

あるべき姿と現状のギャップを比較するのですから、それぞれの単位が同じでなければなりません。

問題意識を持つということは、「あるべき姿と現状のギャップである問題を認識している。」ということになります。
要するに、あるべき姿のない人、現状の把握ができてない人、これら両方が欠落している人は、問題意識を持ちようがないということになります。

スコアカードでは、このあるべき姿を評価指標として扱います。スコアカードの評価指標は、目標値や基準値として定量的な情報を用います。

この目標値とは、目標とする値の最低値であり、前出の予算1,000万円もその一つで、できるだけ上回ることが求められます。一方、基準値とは、設定した値と同値、あるいは近似値であればよく、この値を大幅に上回ったり、下回ったりすることをよし、としない値です。
たとえば、Aランク顧客への月訪問回数5回を基準値とした場合に、月1回しか訪問できないとすれば、顧客満足の低下ですし、月に10回も訪問すれば、基準値を大幅に上回るため非効率となります。

このように、一般的に基準値には、下限値と上限値が存在します。

可視化経営では、問題意識を持つこと=目標値や基準値を設けること、そしてその問題認識のためには、目標値や基準値と実績値のギャップの把握を行うことが必要となります。
評価指標として、目標値や基準値設定し、その値を数値化して客観性を高め、関わる人すべてが問題認識を明確に持つことが、可視化経営の基本となります。

ちなみに、前述の「競合他社の新製品発売が影響した。」などは、売上予算200万円未達という問題に対する一因となります。



↓↓ 可視化経営のstep①~ step④はこちらから ↓↓
step① 「経営理念・使命を再確認する」
step② 「20年後の将来ビジョンを描く」
step③ 「ビジョン,戦略,戦術をマップ化する」
step④ 「スコアカードを作成する」