Step2 20年後の将来ビジョンを描く 22010年06月29日

おはようございます、可視化経営エバンジェリストの本道です。

ビジョンの重要性、経営理念との関係が解ったところで、実際に、20年後のビジョンを討議して行くための手順を説明して行きます。

しかし、いきなり経営理念を目指すための20年後のビジョンを考えろと言われても困りますよね。
そんな時は、まず20年後について自分の人生を設計するところから始めてみましょう。
自分自身のビジョンなら比較的容易に考えられると思います。
お勧めなのが、人生目標設定シートを作成してみることです。

これから先、個人的にあなた自身の人生において、何をやってみたいのか、これからの夢を洗い出していくのです。
自分自身が、主語となっていれば、洗い出すにあたっての制限は、特にありません。

これから先に欲しいもの、やりたいこと、取り組みたいこと、得たい生活環境や職場環境、社会的地位、関わる人たちやその人たちとの関係など個人的なことで結構ですからできるだけ多く書き出してみましょう。

どうしても浮かばない人は、…
仕事について、収入、職業、地位、会社の規模、部下の数、営業エリア、取扱商品など
個人について、生き方、健康、習慣、 趣味、体験、知識、資格、人格、友人、支援者、同志、出会いなど
家族について、両親、配偶者、子供、親戚など
欲しい物について、マイホーム、車、時計、宝石、洋服、別荘、ヨットなど
やってみたい事について、 旅行、スポーツ、自由に振舞う、自叙伝、出版など
これらの切り口を検討のヒントとして思いつくままに書き出してみましょう。

どうですか、紙面が真黒になるほど書けましたか。ほんの数行しか書けないスカスカの人もいるかもしれません。

これから自分でやってみたいことを頭の中に漠然と考えているだけでなく、文字にして書き出してみることは、とても大切なことなのです。
脳科学的な見地からも、自分の考えを自己認識し理解を深めるために、自分の頭の中にある考えを、一度は対外に出す必要があるのだそうです。
体外に出すとは、自分の考えを、誰かに夢ややりたい事をじっくり聞いてもらうか、紙に書き出してみるということです。
そうすることで、自己矛盾の払拭や自己の考えが整理され、認識を深めることもできます。さらに、書き出すことにより次の目標が浮かんで来たりもします。
よく見ると、個人のやりたい事に仕事が少なからずとも絡んで入りことに、気がつくはずです。

まず、会社の20年ビジョンを作成する前に、自身の目標の洗い出ながら自分のこれからの人生に深く向き合ってみましょう。



↓↓ 可視化経営のstep①~ step②はこちらから ↓↓
step① 「経営理念・使命を再確認する」
step② 「20年後の将来ビジョンを描く」