絵に描いた餅・考2012年06月12日

こんにちは、可視化経営エバンジェリストの本道です。

先月11日に『可視化経営フォーラム2012』を開催したことは、前々回のブログでご報告した通りです。
このフォーラムの講演テーマだった
「可視化経営」で戦略実行力を強化せよ!~美味しそうな餅の絵を描け~について、
今回から数回にわたりお話しして行こうと思います。

そもそもサブタイトルに、『美味しそうな餅の絵を描け』というタイトルを付したのは、4月から朝日テレビ系列で毎週月曜日の21時から放映の『ビートたけしのTVタックル』で、当社のテレビCMを流すようになったことに引っ掛けてのことです。
当社のような会社にとってみれば、毎週30秒1回のテレビCMですが大英断です。
お客様や知人からは、社長役をビートたけしにとか、TVタックルレギュラーの大竹まことにすれば良いのにとか…好き勝手なことをおっしゃいますが。。。

昨年3月15日に創立20周年を迎え、おかげさまで弊社のコンサルティングパッケージであるSFAなどの可視化経営システムも国内で2,800社超にご活用頂いております。
CMで社長(役)が、『コンサルは絵に描いた餅では困る』と叫んでいるように、これからまでも、そしてこれからもあるべき論を振りかざすのではなく、現場の実態に即した血の通ったコンサルティングで皆様のお役にたちたいという気持と自戒を込めて皆様にコミットしたものです。
そして、この絵に描いた餅=画餅(がべい)は、今回のフォーラムのメインテーマである「可視化経営」で戦略実行力を強化せよ!という戦略の実行段階においても重要な意味を持ちます。
これまで数多くのクライアント先の戦略策定と実行にかかわってきた私が実感していることは、戦略実行力を高めることも重要だが、戦略を実行するための前提となる戦略をきっちりと策定しておくことが重要であるということです。

これは、経営の成果=戦略策定 × 戦略実行という式で表すことで明確となります。
どんない実行力があっても戦略がなければ、経営の成果は、再現性のないもの。時の運。となってしまいます。
要するに、しっかり戦略を策定して、その策定した戦略をしっかり実行する。
その両方が、成立した時だけ成果を生むのです。
しかしながら、戦略なしに毎日バタバタ動き回って偶然にも成果が現われたりするからややこしいのですが…
偶然に任せておくわけに行きませんよね。
戦略における実行力は、戦略策定段階で作り込まれる』と心得て、戦略実行力を高めるためのポイントを次回から考えて行きたいと思います。