経営の見える化の展開・運用フェーズでのポイント2012年02月28日

こんにちは、可視化経営エバンジェリストの本道です。

前回までは、可視化経営の構築フェーズ取り組み方についてお話してきました。
今回からは、可視化経営の構築フェーズで検討した内容を、具体的に現場で実行する展開・運用フェーズについてのポイントをお話しして行きます。引き続き、どうぞよろしくお願いします。

❖可視化経営の現場展開のキックオフ大会

可視化経営を現場で実行するために、まず『可視化キックオフ大会』で、経営改革を自社で進めて行くことを全社員に周知徹底しておきましょう。 そもそも可視化経営がなぜ必要なのか、可視化経営で何がどう変わるのか、可視化経営目指すところ、導入の経緯、対象組織や対象範囲などを、経営トップ自らが自らの言葉で現場の社員に説明しておきましょう。
可視化経営は、企画フェーズから経営陣が認知した重要な取り組みであり、企画フェーズや構築フェーズに関わったメンバーだけの活動ではなく、全社的な経営改革の中心的な活動であることを表明しておきましょう。
このキックオフ大会だけでは、経営トップのこの取り組みに賭ける熱い想いが伝わらないかもしれません、社員一人ひとりに届くまで、何度も何度も繰り返し伝えて行くためのスタートで根気強く伝道していくスタートとして位置づけましょう。

そして、経営トップからの主旨説明の後に、対象組織の責任者が、可視化経営の取り組みについて、構築フェーズで作成した可視化マップやスコアカードを具体的に披露します。これまで、可視化経営の企画や構築フェーズにかかわってきた人達は、可視化経営のシクミを理解しているものの、その他の社員は、可視化経営についてほとんど知らない状況にあるので、この場を実行するかしないかは、これからの運用の成否を左右するほど重要な場となります。