経営改革の成否は、企画フェーズの活動しだい2011年12月07日

こんにちは、“経営の見える化”エバンジェリストの本道です。

前回から、可視化経営を推進するための3つのフェーズを解説しています。
可視化経営を推進するためには、
Ⅰ.企画フェーズ ⇒ Ⅱ.構築フェーズ ⇒ Ⅲ.展開・運用フェーズ
の3つのフェーズが必要となります。

3つのフェーズの中でも、経営改革を成功させるためには、最初の企画フェーズが非常に重要ものとなります。この企画フェーズの活動内容は、以下の通りです。


まず、何よりも、「いまなぜ、経営の見える化が必要なのか?」という社員の素朴な問に対して、 早いうちに「経営の見える化の意義や目的について」社員に周知しておくことが必要です。

可視化経営を全社的に取り組むことで自社の抱える課題が、クリアする可能性があるのかどうかを見極める必要があります。そのためには、経営陣と企画フェーズで任命する可視化推進チームが、可視化経営とはどういうものなのかを理解しておかねばなりません。

可視化経営の理解を深めるためには、当社代表の長尾一洋の著書「すべての見える化で会社が変わる~可視化経営システムづくりのステップ」(実務教育出版刊)をお読みいただき、当社が定期的に開催する可視化経営セミナーにご参加いただくことが可視化経営理解の近道です。

また、企画フェーズでは、現在運止している意思決定プロセスや諸制度の扱いをどうするのかを検討し可視化経営の取り組みとどのように整合を図るかもこの企画フェーズの重要な活動となります。可視化経営に取り組みかどうかは別にしてマーケット拡大時の市場環境で運用していた意思決定プロセスや戦略の策定方法、それらを支援する諸制度やITシステムなどを、いま一度棚卸しする絶好の機会と考えれば、この時期に検討することは必然であると言えます。


そして、可視化経営を導入するのであれば、全社での可視化経営の取り組への機運を高めていくことも、企画フェーズの重要なミッションとなります。そのためには、経営トップが可視化経営ノ必要性を十分に理解した上で、自らの言葉で、全社員に対して、「どんなことがあっても、この改革をやり遂げる」という強い意志表示することがポイントとなります。

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