≪事例研究≫日雑卸売業H社の場合~Step4 スコアカードを作成する(その5)2011年08月23日

こんにちは、
経営の見える化”エバンジェリストの本道です。

前回、スコアカードを作成する際に使うテクニックとしてカードBS法(BS=ブレインストーミング)をご紹介しました。

❖たくさんのアイデアを分類・整理する
今回は、このカードBS法で洗い出したアイデアをグルーピングする際のワンポイントアドバイスです。
たとえば6人でカードBS法を行うと、100枚くらいのポストイットが集まるはずです。
メンバーは、手分けして類似した内容のポストイットを分類します。
そして、メンバー1人ずつ順番に、分類したポストイットの内容を発表します。
他のメンバーの手元に同じ内容のポストイットがあれば、発表者のポストイットの上に重ねます。
また、類似した内容のポストイットがあれば、その内容を示し、発表者のポストイットの下に追加します。
発表が終わったら、発表者が分類したポストイットにふさわしい分類名をつけます。
全員のポストイットがなくなるまで発表を繰り返します。

❖ポストイットの枚数を見て、分類のくくりを調整する
最後に、各分類のポストイットの枚数を確認して以下のルールで調整します。
もし、1つの分類に10枚以上のポストイットがあれば(重ねた同一内容のポストイットは1枚と数える)、
その分類のくくりは大きすぎます。
分類自体をもう少し小さく分類できないか検討しましょう。
逆に、ポストイットが2~3枚といった場合は分類のくくりが小さすぎるので、他の分類と統合できないかを検討しましょう。



アイデアの洗い出しからここまで、おおよそ45分で完了するはずです。
カードBS法では、質より量というルールでアイデア出しに注力し、グルーピング手法で類似のポストイットを
分類しました。

最後に分類したポストイットの中身を吟味して質の確認をして、ふさわしくないものは除外します。
吟味するためには、カードBS法でアイデア抽出したときの「そもそもの目的」に立ち帰ることです。

どうですか?

わずか1時間足らずで、100個くらいのアイデアの抽出と分類わけができました。

いかがですか?

一人の作業ではこんなにうまくはいけませんよね。

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