こんにちは、可視化経営のエバンジェリスト本道です。
前回のブログで、戦略的マーケティング体系(下図)の具体的な取り組みこそが、当社が提唱する可視化経営であることをお話ししました。
〘戦略的マーケティング体系〙
そこで、戦略的マーケティング体系の方針➡現状把握➡戦略立案➡施策立案・実行の流れに従って、解説をしていきたいと思います。
マーケティングの基礎知識の習得にもなりますので、お付き合いください。
まず、今回(第一回目)は、戦略的マーケティングの基盤となる考え方である「マーケットイン」についてお話しします。
「マーケットイン」とは、マーケティングにおいて顧客の関心事(顧客ニーズ、欲求、要望、困りごとなど)を最優先に考える「顧客中心志向」のことです。
ちなみに、「マーケットイン」の対極にあるのが、「プロダクトアウト」です。
「プロダクトアウト」は、企業が自社の技術やノウハウ(シーズ)を軸に開発し、その製品を市場に投入する「製品中心志向」のことです。
マーケットインもプロダクトアウトも、ターゲットとする顧客からの継続的な評価(顧客満足)を継続的に得ることが重要になります。
そもそも顧客満足(CS:Customer Satisfaction)とは、文字通り顧客が製品やサービスを利用した際に得る満足感を指します。
式に表すと、以下の様に表すことができます。
①事前期待 < 事後評価 ➡満足:この差が大きいほど満足度大
②事前期待 = 事後評価 ➡当然
③事前期待 >事後評価 ➡不満足:この差が大きいほど不満足度大
図示すると以下の様になります。
※顧客ごとに事前期待と事後評価の大きさが違います
※次の事前期待は、前の事後評価レベルまで高まります
まず企業として、ターゲット顧客からの継続的な満足を得るために、組織的な取り組み(これを戦略と称す)を、決定する必要があります。
❖ポイント
戦略的マーケティングにおいて、
① ターゲット顧客を決めること
② ①の満足を考えること
③ ②の組織としての継続的取り組みを考えることが、重要となります。
次回は、顧客満足を継続的に取り組むための方程式を考えてみたいと思います。