今こそ戦略を見直す時 2023年5月31日

こんにちは、可視化経営のエバンジェリスト本道です。

 これまでの市場環境の変化、たとえば国内の人口減少などは、想定可能なものでした。
一方で、新型コロナウィルス、ウクライナ侵攻などは、想定外の出来事(外乱)です。想定外ですから、いつ何が起こるか分かりません。2年半もコロナで大変だったからしばらく外乱はおこりませんというものでもありません。
 世の中では、WUKA時代だとして、これから想定外の何が起こるかわからない。これまでの延長線上にない。これまでの成功体験が、通用しない。これまでの常識が非常識など、われわれは、予測不可能な時代の只中で事業経営を行っています。予測不可能だから、あれこれ考えても仕方ない、出たとこ勝負、じたばたしても仕方ないと開き直りますか? それは、座して死を待つようなものです。
 想定内か想定外かは別として、市場環境の劇的な変化に備えて、自社のこれからの事業経営を見直す機会(Game Change)では、無いでしょうか?



 要するに、経営の成果=①外部環境(時流)×②組織としての取り組み(戦略: What)×③戦略の現場実行度(How)の3つの要素で決定すると定義することができます。そして、①外部環境を前提に➡②戦略立案➡③戦略の現場実行へと展開されます。
 前提となる①外部環境のとらえ方で、内部要因である②戦略と、経営資源の具体的な配分である③が決まります。
※経営資源とは、ヒト、モノ、カネ、情報、企業文化、ブランドなどです。
 これら経営資源の質と量は、各社違います。現実的には、自社が保有する経営資源の質と量によって、②戦略が制限されます。




上記、①外部要因のとらえ方については、4つのパターンに分類できます。
(Dタイプ) 時流に影響されない、伝統を維持・継承する ➡ Deffence型
※一子相伝、伝統の味、秘伝のたれなど、これまでの技術などを守る
(Cタイプ) 自ら時流(外部要因)を創造する ➡ Create型 
※GAFAやOpenAI(ChatGPT)など
(Bタイプ) 時流に乗って、自社の事業に素早く活かす ➡ Boom型
※タピオカジュース店、メイドカフェ、わらび餅ドリンクなど
(Aタイプ) 時流を肌で感じ(抗わず)て、自社の戦略を構築する ➡ Arrange型
※Aタイプが、当社が提唱する可視化経営

次回は、具体的に何をArrengeしていくかを詳しくお話します。