年度戦略(Plan)を設計する9つの抑えどころ 2021年11月30日

こんにちは、可視化経営のエバンジェリスト本道です。

前回は、事業経営の3つのマネジメントの体系を俯瞰しました。今回は、年度戦略を現場に展開するための抑えどころについて、考えてみたいと思います。




年度戦略のPDCAのP(Plan)は、少なくとも以下の9つのポイントで押さえて設計します。
① ターゲットとする(顧客×製品・サービス×チャネル)の3つのターゲットによる戦略シーン
 の定義から始めます。
② 定義したターゲットにおける3Cに対する3つのSを明確にすることで、Pの方向性すなわち
 「What」を明確にします。
③ Whatが決まれば、現場における組織的な取組みを業務プロセスとして具体化します。
④ 業務プロセスとは、顧客接点の視点(社外)のプロセスと、社内プロセスの視点(文字通りの
 社内)のプロセスの両方の組織的な理想の取組みを言います。
⑤ これらの業務プロセスを、現場で組織的に行うことで、財務の視点で設定した期待すべき成果
 が得られるというストーリー設計を行います。
⑥ 業務プロセスを、より効果的に実行するために、人材と変革の視点で、以下の3つの基盤づく
 りを行います。
ア)業務プロセスを効果的に取組むための人材育成
イ)業務プロセスを効率的に取組むためのIT活用
ウ) 業務プロセスを組織的に取組むための制度化・ルール化
⑦ 人材育成は、スキルアップ、マインドアップ、ナレッジ・ノウハウの活用に関しての考察が
 必要になります。
⑧ IT活用は、業務プロセスを効率的に取組むためだけでなく、業務プロセスの取組み度合いを
 モニタリングする、すなわち業務プロセスの要所要所での進捗を把握するためのKPI管理シス
 テムとしても利用できるように考慮する必要があります。
⑨ これら人材と変革の視点における基盤づくりが、習慣化されて組織風土となります。




《年度戦略(Plan)を設計する9つの抑えどころ》


①ターゲット(誰に×何を×どこから)


②ターゲットの3C-3S