業務プロセスを見直すためのキーワード「NHK」のKについて2015年2月13日

こんにちは、可視化経営のエバンジェリスト本道です。

「今こそ、業務改革!!」というテーマを、昨年末から事例をベースして、ご紹介しています。

前回は、休憩モードで、立川談慶さんの著書である「落語力」と、可視化経営の接点をご紹介しました。
前々回は、業務改革の3つのSの第二のSであるシクミ(業務プロセス)を見直すについてお話しました。

その中で、業務プロセスを見直すためのキーワードは、「無くす、減らす、カエル」の頭文字を取って「NHK」だと説明しました。

N 無くす:現状の業務プロセスの手順を無くせないか?
H 減らす:現状の業務プロセスの手順の時間や回数を減らせないか?
K カエル:現状の業務プロセスの手順をカエルことが出来ないか?
今日は、Kカエルについて考えて見たいと思います。
業務プロセスを見直すには、まずは、業務プロセスの手順を「無くせないか」考えましょう。
無くすことが出来れば、手間も減りますし、何しろ無いのですからミスも起こしようがありません。
次に、業務プロセスの手順を「減らせないか」考えましょう。
たとえば、週に1回の営業会議や報告会を、2週間に1回に、回数を減らせないか?
1回あたり2時間の会議を1時間に、時間を減らせないかを検討するのです。
そして最後に、現在の業務プロセスの手順を「カエル」ことで、より良い業務プロセスにならないかを検討するのです。
ところで、「カエル」というところだけ、カタカナにして説明してきましたが、このカエルには、いろんなカエルを含んでいるので、カタカナにしています。

ここで、ちょっと一休み
❖カエルという漢字を、出来るだけ洗い出してみてください。

一文字のカエル⇒「蛙」でもいいですし、送りカナの付いたカエル⇒「孵る」でもOKです。



どうですか?
何個洗い出すことができましたか?

①業務プロセスの立場・視点(顧客、上司、経営者、競合など)を、換えてみる
②やり方(手順)自体を、変えてみる (手順Aから手順Bへ)
③担当する部署や人を、代えてみる  (代打)
④手順の順序を、入れ替えてみる   (打順を替える)
⑤手順の順序を、反えて(逆)みる  (3番と4番を反える)
⑥手順を逆方向から復って眺めてみる
⑦業務プロセスのそもそもの狙いや目的に、立ち返ってみる (原点:そもそも)
⑧最初の、以前の、もともとの業務プロセスに還ってみる
⑨手順を加えて、プロセスを改えてみる(追加)
  ⑩外部から労働力として買ってくる
⑪ロボットを飼ってみる
⑫知恵が出ないなら帰って考えてみる

ちょっと、⑫の果報は寝て待てみたいで、苦しいカエルですけど12の「カエル」が、業務プロセスの見直しの切り口として、ヒントを与えてくれます。
人口減少社会への対応として、当社も⑪のロボットの活用による省人化経営を掲げています。
これも、業務プロセスを見直す一つの切り口となります。



如何ですか。
業務改革の見直しの切り口は、「カエル」で、決まりです。