第二弾「可視化経営入門講座からの質問に学ぶ」2014年06月11日

こんにちは、可視化経営のエバンジェリスト本道です。

今回は、「可視化経営入門講座からの質問に学ぶ」の第二弾です。

昨日、大阪可視化経営入門講座を実施してきました。

可視化経営入門講座は、基本的に2名1組で、自社の経営戦略の策定手順を戦略マップ、スコアカードを作成しながらご理解いただこうというものです。

一日で、論理的な戦略策定手順のレクチャ、お帰りには、自社のリアルな戦略のスコアカードをお持ち帰りいただく実践的な講座です。
ワーク中は、私を含め数人のコンサルタントが、スコアカード作成まで、個別にお手伝、各社の実態に即した事例を個別に紹介しながら進めていく、とってもコイ~講座なのです。
作成してみたけど、しっくり来ないというチームには、成果物のスコアカードをお預かりして、添削サービスもやっています。

どうです、至れり尽くせりでしょ!
7月以降も全国で開催しますので、是非ご来場ください。


今回は、
その講座で肝である業務プロセスの視点での考え方について大切なポイントをひとつご紹介します。

業務プロセスとは、戦略マップの4つの視点の中の業務プロセスの視点の策定のために描く、業務の理想的なフローです。
顧客の視点で選択した顧客ニーズを組織的に対応するための理想的な業務フローを、業務プロセスとして、表現するもの。
たとえば、こんな感じだ。


ここでのポイントは、顧客ニーズに対応するために行っている現在の業務フローを書くのではなく、あくまでも理想的な業務フローを書くことでしたね。
一度も取り組んだことがない業務フローでも、これまでの経験や知識、知恵を総動員して理想的な業務フローを書いてみるのです。
※これは、前回のおさらいでした。

理想の業務フロー作成するポイントは、業務プロセスとは、何度も何度も繰り返す業務の手順であること。これをプロセスといいます。
そして、そのための1回ポッキリのアクションの連続、準備作業をプログラムといいます。業務プロセスは、文字通りプロセスですから、顧客の視点のニーズを組織的に取り組むための理想的な業務フロー(何度も何度も繰り返し行う手順)を言います。
業務プロセスを洗い出しているつもりが、業務の初期プログラムの流れを一生懸命に洗い出している場合があるので注意が必要です。

例えて言うと、私の趣味のスポーツジムでのトレーニングを例にとって説明すると、



これが、プログラムです。ジム通いする際に、一過的にする準備としての手順です。
フローですが、あくまでも一度きり。何度も何度も繰り返すものではないですよね。
一方で、下のフローは、毎回実施される手順で、プロセスと言えます。



業務プロセスの視点の業務プロセスとは、顧客の視点のニーズを組織的に行うための理想的な繰り返し作業の手順を一連のフロー図にしたものになります。

まず、これがしっかり作成できないと、戦略の具体化は、おぼつきません。