営業戦略を具体化しよう~スコアカードは、必然~2013年09月04日

こんにちは、可視化経営エバンジェリストの本道です。

営業の戦略立案をスパッと作成するための手順を、連載でご紹介しています。
この内容は、『可視化経営入門研修』の内容の抜粋です。


前回で、戦略マップが完成しました。
戦略マップは、営業戦略の何を(What)の部分を表わしたものです。
営業戦略を成功に導くための方程式を、戦略マップという図で表したものです。
そして、このWhatを具体的にどのように(How)進めるのかを、表わしたものが、これからお話しするスコアカードになります。
営業戦略=何を(What)× どのように(How)
     =戦略マップ × スコアカード
                       という図式になります。

営業戦略を具体化した戦略マップ(図)は、あくまでも仮説にすぎません。
とくに新たな取り組みを戦略マップにしたときなどは、やってみなけりゃわからない場合も多くとても不安です。
どうも人は、見えない将来、不確かなものに対して不安を抱くようです。
しかし、不安だから一歩踏み出せないのも、また事実です。

だから、営業戦略のWhatの部分を戦略マップ(図)で具体化しました。
そして、さらにHowを具体的な日々の行動レベルに落とし込んで、関わる誰もがイメージできるようにする必要があります。

人は、成功のイメージを持てた時に、モチベーションが、グ~ンと増すそうです。
ですから営業戦略のHowにも、成功のイメージ、成功のオーラが、漂っている必要があります。
営業戦略を(How)=ゴールイメージ(目標)×プロセスイメージ(手段)という式に展開することができます。

たとえば、美しくダイエットする(What)を実現するために、どのようにして(How)を考えてみましょう。

「1ヶ月で5kg減量するために、毎日10km歩く」とした場合には、
1ヶ月で5kg減量する=ゴールイメージ(目標)
毎日1万歩あるく=プロセスイメージ(具体的な行動)となります。

❖可視化経営では、
営業戦略の成功のイメージをスコアカード(表)で表します。
要するに、
スコアカード(表)で、ゴールイメージ(目標)に相当するのがゴール指標
スコアカード(表)で、プロセスイメージ(具体的な行動)に相当するのが日課指標  ということです。


1ヶ月で5kg減量するというゴールイメージ(目標)ができていても、そのための具体的な行動が明確になっていなければ、モチベートされません。
逆に、美しくダイエットするには、毎日10km歩くというプロセスイメージができていても、全然減量したくない人(ゴールイメージを持っていなければ)も、Whatへのモチベーションが働きません。
要するに、Howには、目標と具体的な行動の両方が必要不可欠なのです。
まとめると、
営業戦略の成果=What     × How
           =戦略マップ × スコアカード
営業戦略のHow=ゴールイメージ(目標) × プロセスイメージ(具体的な行動)
          =スコアカードのゴール指標(KGI) × スコアカードの日課指標(KPI)
ということになります。