可視化経営の構築フェーズを気持ちよくスタートするために!!2012年01月31日

こんにちは、可視化経営エバンジェリストの本道です。

何事も初めての取り組みは不安なものです。可視化経営の構築フェーズを上手くスタートさせるために、どうしても欠かすことのできないのが、この可視化経営構築説明会です。

❖ある部門でパイロット的に取り組みをスタートさせましょう。
 中堅企業以上において、可視化経営の取り組みを全社一気にスタートさせるほうがむしろ稀です。実際には、本社に近い営業拠点や本社と同居するライン部門から可視化経営を試してみるケースが多いようです。 しかし全社展開か部門展開か、いずれにしても、対象組織の全社員に可視化経営を導入する経緯経営や目的などをしっかり理解してもらうことを省略するわけにはいきません。そのために、「可視化経営構築説明会」を可視化推進チームが中心となって開催することをお勧めします。
 この説明会の内容は。以下のようなものです。この説明会を実施する意味は、これから可視化経営を全社に展開していくための気運を高めることはもちろんのこと、可視化経営の導入の経緯、目的の浸透が、可視化推進チーム⇒部門長⇒マネジャー⇒現場担当者といった“伝言ゲーム”となり、現場担当者まで真意が伝わらないままに、可視化経営の構築がスタートすることを避けるためでもあります。

❖戦略マップとスコアカードの作成をスタート
 パイロット部門での可視化経営の検討範囲は、20年後の将来ビジョン策定や3~5年後の中期経営計画策定からスタートする場合もありますが、以前お話ししたように、「小さく始めて大きく育てる」です。今期の年度方針の「見える化」すなわちセン戦術の可視化から着手しても何ら問題はありません。
 通常は、上位組織の戦術マップやスコアカードを考慮しながら、自部門の戦術マップやスコアカードの検討をすすめて行きますが、パイロット的に部門の戦術マップやスコアカードの作成に取り組む場合は、自部門がまさしくトップバッターなので、上位組織の事業部や全社の年度方針を具体化した戦術マップやスコアカードが存在しません。
ですから、部門長に上位組織の方針や具体策を確認しながら、場合によっては。経営トップに全社的な方針を確認しながらといった手探りのスタートとなります。