可視化経営を推進するためのもう一つのポイント(1)2011年12月20日

こんにちは、“経営の見える化”エバンジェリストの本道です。

前回から企画フェーズの体制や推進メンバーについて話をスタートしましたが、
その前にもう一つ可視化経営を推進するために検討しておくことについてお話するのを忘れていました。

それは、可視化経営を効率よく効果的に推進するために、外部の助っ人を検討する点です。
これまで定常的に実施してきた取り組みや社内業務を抜本的に見直す経営改革を外部コンサルタントの力を借りて進めることも検討してみましょう。

ただし、コンサルタントと一口に言っても、得意とする分野によって、戦略系のコンサルタント、シンクタンク系コンサルタント、品質系コンサルタント、会計系コンサルタント、人事系コンサルタントなど、色んなタイプがありますので活用するフェーズや求める役割によって人選を行う必要があります。


Ⅰ.企画フェーズ
・可視化経営とは何か、可視化経営を取り組むための意義やしくみについて、クライアントの実状に即した個別のセミナーや勉強会の実施。
・クライアントの抱える課題を明確にして、その課題解決策として可視化経営を全社的に取り組むべきかどうかの検討。
・方針管理、予算管理、目標管理など、クライアントが現在運用している諸制度や部門横断的な委員会活動、プロジェクトなどの実態を調査し、可視化経営との関係の調整。

Ⅱ.構築フェーズ
・ビジョン策定、中期経営計画策定、年度方針策定のためのプロジェクトメンバーへの研修会の実施。
・可視化経営構築方法をプロジェクトメンバーへ直接指導。

Ⅲ.展開・運用フェーズ
・可視化経営についての定期的な啓蒙指導、親友社員への教育研修などの実施。
・年度方針の現場での取り組み状況を把握したり、問題を解決するための可視化レビュー会議などのモニタリング会議でのアドバイス。
・中期経営計画見直し時の支援。

可視化経営を進めるための3つのフェーズでコンサルタントを効果的に活用するためには、
これらの役割を担えるかどうかがポイントになります。