こんにちは、
経営の見える化エバンジェリストの本道です。
当社は、先週3月15日で創立20周年を迎えました。
15日に東京で記念式を開催する予定でしたが、急きょ中止して本日の朝礼で10年、5年の永続勤続の表彰を行いました。
暖をとるすべのない状況で氷点下の朝を迎えておられる被災地の方々のことを思うと、
もちろんお祝いムードではありません。
冒頭の挨拶で、
われわれが、クライアント企業の研修でよくする、人生には、『長さ』だけでなく『奥行』と『深さ』がある話を、あえてしました。
5年勤続の自分の姿を見つめた時に、以下の図Aで終わるか、図Bとなるか。
要するに、立方体の体積の大きい方が、「できる奴」です。
入社3年目の社員が5年目の先輩社員を超えるということは、この立方体の体積が越えるということです
そのためには、『長さ』である入社年数を越えることはできませんので、『奥行』と『深さ』を広げるしかありません。この『奥行』と『深さ』を広げるためには、まず疑似体験量を増やすというのがNI流です。
疑似体験量とは、たとえば本を読んだり、上司や同僚の成功体験や失敗体験を参考にしたりする真摯な姿勢と行動が必要となります。
永年勤続のみなさんには、この機会に自分自身が、『長さ』だけでなく『奥行』と『深さ』を積み上げるような人生を送ってきたかの振り返ってみてほしい。
そして、自らが『奥行』と『深さ』を積み上げることが、まさしく後輩たちの疑似体験量も増やすことになる。
そうすることが、自分という「価値ある作品」を作りあげていく。
しかし趣味やボランティアであれば、「自己満足の作品」でも許されるが、コンサルティング会社のコンサルタントとしては、自分を「単なる作品」でなくお客様が価値を評価する「有料の商品」とならねばいけない。
「できる奴」に限度も際限もないので、これからも自己研鑽していこう。
そして、被災された東北地方の方々のことを考えると、こうして仕事できるだけでも感謝であること。
さらに、わたしたちの仕事は、まさしく中小・中堅企業の経営をご支援するコンサルティング会社。
20年の節目を迎え、よりいっそう精進しなければいけないと皆で意を固くしました。