可視化経営とは、カーナビシステムに似たり2010年02月23日

可視化経営の本道(ホンドウ)です。

売り込んでいるわけでも押しつけている訳でもありません。
営業経験25年で染みついたのか、ちょっとお節介なだけなのです。
(そもそもコンサルは、その様な人種が多いと思いますが…)

良い人との出会い、「なるほど」と目からウロコが落ちた本、
元気づけてくれる曲や感動した映画、そして安くて美味しい店などなど、
「これすごいな~」とか「こりゃ~いいわ」とか、
心から感じた時、ふるえた時に無性に誰かに伝えたくなる時ってありますよね。
(逆の悪口の場合にも、良いこと以上に多くの人に話したくなったりしますが…)
2001年から多くのクライアント企業様を可視化経営で支援させていただき今年で節目の10年目、
メチャメチャ手前味噌で恐縮ですが、
私にとって「可視化経営」イコール「こりゃ~いいわ」、「うん、これ使えるぞ!!」と言う感じなのです。
そして、その手ごたえが成果に後押しされて、ますます強くなっているのです。

そこでスタートの今回は、
一体この可視化経営って何なのかをざっくりとお伝えしておきたいと思います。
可視化経営とは、戦略策定から具体策の実施状況までの一連のプロセスを全社で見えるようにして、
策定した戦略の仮説・検証のスピード(要するに経営戦略のPDCAの高速回転)を
アップさせて行こうとする取り組みなのです。

そのためのフレームワークとして、カーナビシステムと同じ様に
①目的地の設定、②ルートの選択、③現在地の表示
という3つのポイントで見える化して行きます。
可視化経営のフレームワークでは、それぞれ
①目的地の設定として、戦略を策定し全社で共有する戦略の可視化
②ルートの選択として、戦略達成のための具体策の設定と現場への指示徹底を行うマネジメントの可視化
③現在地の表示として、現場への指示に対する実施状況のフィードバックを掌る現場情報の可視化
の3つの見える化と言うことになります。

今どうして、この3つの見える化を取り組む必要があるのか、
2006年に弊社代表の長尾との共著『可視化経営~経営のコクピットを機能強化せよ~』、
2009年の拙著『すべての「見える化」実現ワークブック~可視化経営システムづくりのノウハウ~』
の裏話やこれまでのコンサルティングでの実体験、失敗談を交えながら、
次回からこのブログ「経営の見える化」でお伝えできればと思っています。
どうぞ、宜しくお願いします。

著作紹介

  • 「可視化」、あるいは「見える化」というキーワードが取りざたされている昨今ですが、一般的には、製造現場でのヌケ・モレ防止策であったり、データをただ単にグラフ化し、わかりやすく …

    可視化経営

  • 可視化経営を実践するためには、経営理念、事業ドメイン、ビジョン構築、戦略の導出とその具体化、評価のためのIT活用など幅広いテーマの取り組み …

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