
一部のコンサルティング会社では、「シニアコンサルタント」や「チーフコンサルタント」や「エグゼクティブコンサルタント」といった役職を設けています。 これは自社独自の基準で付けているものです。 つまり、社内でのみ通用する肩書きです。 しかし、その人がコンサルタントかどうかは、本来、クライアントなど社外が評価をするものです。
そこでNIコンサルティングでは、経営コンサルティングの分野で唯一の国家資格である「中小企業診断士」の取得を奨励・推進しています。
確かにこの資格を持っているからといって、必ずしも経営コンサルタントとしての実力があるとは認められません。しかし、国が定める最低限度の知識基準に達していることは保証されるわけです。
最近ではMBAを取得する人も増えていますが、これも修了した大学院の評価に左右されてしまい、大学院の評価が落ちてしまうと、自分のMBAの客観的価値も下がってしまいます。その点、中小企業診断士は国家資格ですので、より安定した価値を有しているとも言えます。
こうして取得した資格は、会社を辞めても通用する自分自身の財産です。
個人の命より会社の命の方が短い時代ですから、会社は個人の人生を守ってはくれません。また、親がいつまでも子供の面倒を見ることもできません。
さらに、残念ながら国も国民の将来を保証することはできないでしょう。
つまり、自分の人生を保証するのは自分自身なのです。
コンサルタントは若さがハンディになる職業ですから(経営者に比べれば、40代でも若い!)そもそも経営者は若手コンサルタントと会ってもくれませんし、会えなければ、自分の実力を発揮することもできません。
そこで、中小企業診断士の資格は自分の力量を社外に示すことのできる武器となり、相手の会社や社長室のドアを開ける鍵になるのです。
もちろん、テーブルに着いてからは実力勝負です。