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顧客満足創造の営業改革 実践企業訪問記[2]

お客様が欲しがっているものがIT日報で見えてくる


ジーエムメディカル株式会社 〔社長 前田雅英氏〕

 九州内の主要病院を舞台に、医療機器、検査治療材料を提供しているジーエムメディカル株式会社。医療現場の最前線のニーズにスピーディーに応えるべくさまざまな提案および実践を行っている。それを陰で支えているのが営業担当者の管理目的ではなく、顧客の立場に立った本当の意味でのSFA。「顧客創造日報forWEB」の導入によって、成果を実感している同社社長の前田雅英氏にお話を伺った。

■導入3ヶ月目の驚き!

長尾− 前田社長のところは私共の営業支援システム導入後、早期に成果が出ているということで非常に注目しているのですが、使い方のコツのようなものがあるんでしょうか。

前田− システム導入以前は、販売実績データの数字だけを見ていて、伸びが止まると手を入れる、の繰り返しでした。ところがそれではレスポンスが遅過ぎてクライアントのニーズにタイムリーに応えられないわけです。導入後、数字的には問題なしと判断した先も念のため履歴を調べてみたんです。そうすると、例えばA病院では、納品、立会い、納品、立会いの連続で、先生との具体的な商談履歴が何も残っていませんでした。つまり、注文があると納品はするものの、提案や商談等は全く行っていなかったということが判明したわけです。
 別のB病院では、商談履歴はあるものの否定的な履歴ばかりが目立ち、訪問回数が減少傾向にありました。まずいなと思って訪問してよく聞いてみると、先生としては担当者が頻繁に来てくれないことがただ単に不満だったようです。それがわかって訪問回数を増やしたら、以前のようないい関係に戻りました。

 すべての案件を管理したり、会議を行って営業マンからの報告を聞いたりということは物理的に困難なわけです。IT化による営業支援システムを有効活用することで、次の対策が立てやすくなりました。社員はただ正直に日報を書いてくれさえすればいい。いいことも悪いこともすべてプラスに転用できるんです。クライアントがどうしたがっているのか、何を提案すればクライアントニーズに的確に応えられるのかが見えてくるIT日報の思った以上の効果には驚くばかりです。導入後わずか3ヶ月で、営業現場の実態が明らかになったのです。

■人が育つ日報への期待

長尾− 日報へのコメントはマメに書いていらっしゃいますか。

前田− 私はこれが一番大切だと思っています。日報は読まれていると思っているからこそ、次も頑張って書こうと思うわけでしょ。案件ごとの商談に対しての上長の的確な指示は、次の営業に確実につながります。また、他の人の日報を見ることで勉強になることもかなりあります。日報を読んでいると、ああ、彼は確実にスキルアップしていっているなと感じることがよくありますよ。

長尾− 前田社長は、私がこう使って欲しいという使い方をされているので、開発者冥利につきますね。

前田− 実際、私がなかなか病院を訪問できなくなっているのですが、日報を読んで「○○先生にはこの本を持っていってあげなさい」とコメントを書いたら早速実行してくれて、「先生がよろしくおっしゃっていました」とまた日報で反応が返るといった例がたくさんあります。先方には、全社一丸となってクライアントに接しているんだという心意気を感じてもらえると嬉しいですね。

長尾− このシステムはあくまでも営業を支援するためのツールですが、忘れてならないのは顧客あってのツールだということですね。前田社長のお話でさらに確信いたしました。お忙しいところありがとうございました。
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◆長尾一洋プロフィール 〔◆ジーエムメディカル株式会社〕