夢七訓に学ぶ 2021年7月30日

こんにちは、可視化経営のエバンジェリスト本道です。

 東京オリンピックのための一時休止しているが、NHKの大河ドラマ「青天を衝け」は、ご存じの通り「日本資本主義の父」と称される渋沢栄一の生涯を描いたものだ。
 500以上といわれる多種多様な企業の設立や運営に関わる大実業家の渋沢翁の名言は多い。その中でも有名なものは、「夢七訓(ゆめしちくん)」だ。

《夢七訓》
夢なき者は理想なし
理想なき者は信念なし
信念なき者は計画なし
計画なき者は実行なし
実行なき者は成果なし
成果なき者は幸福なし
ゆえに幸福を求むる者は夢なかるべからず

 これは、まさしく当社が提唱している可視化経営の7ステップそのものだ。
《可視化経営の7ステップ》
Step1:経営理念・使命を再確認する
Step2:20年後の将来ビジョンを描く
Step3:戦略、戦術をマップ化する
Step4:スコアカードを作成する
Step5:アクションプランを決め
Step6:モニタリングシステムを作る
Step7:経営のコクピットを完成させる



 夢(経営理念・使命)を持つだけでは、決して成功を得られない。成功に繋げるために必要なプロセス(マップとスコアカード)を具体化し、そのプロセスを粛々と実行(アクションプラン)することが大切であるということだ。
 そして、その先に「成功」という幸福があると。我々は、夢なんて所詮は夢、叶わないものと決めつけたり、ついつい計画を立てただけで、その一歩を先延ばしたりしがちだ。人は弱いもの。しかし、同じ夢を持った人達の集団である組織が、企業版夢七訓である可視化経営フレームを、至誠の精神を持って当たれば、道が開けるのではないだろうか。
 渋沢翁が、夢を持つことが全ての始まりであると言っている。東京オリンピックの真っただ中、アスリートたちは、金メダルという夢を叶えるための計画を立て、日々苦しい練習に耐え、汗を流した。いま我々は、その成果を目の当たりにしている。夢を叶えるお手本として。我々も、いざ夢七訓。