中計の基盤戦略および成長戦略のまとめ2019年8月30日

こんにちは、可視化経営のエバンジェリスト本道です。

これまで、以下の様に基盤戦略(ピンク色のA-1とA-2 )の3パターンと、成長戦略(水色のBとC-1 とC-2とD)の4パターンに細分化して検討してきました。一度ここで、これら戦略をストーリーシートにまとめてみたいと思います。



※顧客深耕(攻め)戦略とは、前回のパターン1.基盤戦略:共に伸びよう戦略のこと
※顧客深耕(守り)戦略とは、前回のパターン1.基盤戦略:改善するから戦略のこと

《市場×製品・サービスで、基盤戦略と成長戦略を細分化》

❖戦略ごとに検討した戦略ストーリー(3C-3S)を中計マップに展開します。
これら各戦略は、以下の3つのCで、3つのSにまとめました。



a)ターゲット顧客(Customer)のニーズの何を選択(1つ目のS)し、
b)選択した顧客ニーズに対応するために、自社(Company)として、
どの業務プロセスに経営資源を集中(2つ目のS)させるか
c)さらに、競合(Competitor)他社との差別化(3つ目のS)可能な独自能力を、明確にします。

❖特に、2つ目のSの業務プロセスの集中は、1目のSで選択したニーズに対して価値を提供するためチエックすべき一般的な業務プロセスがありますので、参考にしてみて下さい。



❖3つ目のSの競合他社との差別化とは、他社と比較した時の自社の強み、拘り、この点だけは負けない/譲れない/自慢できる点です。
具体的には、
①競合他社にはない、その企業独自の差別性・優位性があること⇒競合が認める
②顧客に対して独自のベネフィットを提供できること⇒顧客が認める
③市場創造への推進力があること⇒将来にわたって活用できる
これら3つのチエックポイントをクリアするものでしたね。

❖これらを、以下の中計の戦略ストーリーシートに展開します。
①取り組む戦略名の下の「□」にチエック「☑」を、入れます
②取り組む戦略ごとに、戦略ストーリー(3C-3S)の「a) 顧客ニーズの選択」で設定した顧客ニーズを記入します
③取り組む戦略ごとに、戦略ストーリー(3C-3S)の「c) 競合他社との差別化」で設定した独自能力を記入します
④取り組む戦略ごとに、戦略ストーリー(3C-3S)の「b) 経営資源の集中」で設定した業務プロセスの「□」にチエック「☑」を、入れます
⑤選択した業務プロセスを実施するエリア(地域)やその活動の主体となる組織体制を検討して記入します
⑥⑤の業務プロセスを支援する組織体制を検討して記入します
⑦業務プロセスを回していく際に、必要となるスキル(下表)、資格、制度、ルール、設備投資(工場、物流センター、営業拠点、機械、車両、システムなど)を記入します。
※⑦の必要なスキルは、以下の《業務プロセスのボトルネック解消のために必要なスキル一覧》を、参考にしてください。