『可視化フレームワークによる中期経営計画策定』
~Step1: 3年後の“ありたい姿”を指標化する(2)~
2017年1月27日

こんにちは、可視化経営のエバンジェリスト本道です。

前回は、3年後(中計の終了時点)に達成していたい状態を、「ありたい姿」として、以下のようにTobe Mapに落とし込みました。
今回は、そのTobe Mapにゴール指標(KGI:Key Goal Indicator)を設定してみます。




ありたい姿は、3年後の成功した状態(イメージ)を洗い出したものでしたね。
そして、このありたい姿が、3年後に本当に実現したかどうかを客観的に評価するために、あらかじめ定量的な指標(KGI:ゴール指標)を設定しておきましょう。
KGIは、ありたい姿の内容によって決まりますので、この視点のKGIは、必ずこの評価指標でチエックしてくださいと決めつけるものではありません。
しかし、財務の視点の定量化を除いて、顧客の視点、業務プロセスの視点、人材と変革の視点の定量化については、あまり慣れていないようなので、以下のようにKGIの例を示しておきますので参考にしてみてください。



KGIのポイントは、
①定量化していること
②測定期間が明確であること
③対象範囲が明確であることの3つです。

例えば、
財務の視点では、売上高 ○○○億円/年・全社 とか 売上高 ○○億円/月・○○事業部など
顧客の視点では、新規顧客 ○○件/月・○○部 とか 新規顧客 ○件/月・人(営業マン)
業務プロセスの視点では、新製品 ○件/年・会社 とか 新製品 ○件/月・○○製造部
人材と変革の視点では、○○資格試験合格 ○人/年・会社 とか 特許申請 ○件/年・特許部など

そして、どうしても定量化しにくい奥の手は、
以下のように、定性的な状態を5つのレベルに分類し、現在のこのレベル○から3年後にはレベル○になっているといったように、あらかじめ評価項目を設けて、その評価レベルをKGIとして定量化してみましょう。

要するにKGIは、「グタイテキ」に!!