『可視化フレームワークによる中期経営計画策定』
~Step1: 3年後の“ありたい姿”と “なすべき事”を見える化する~③
2016年12月20日

こんにちは、可視化経営のエバンジェリスト本道です。

前回は、「ありたい姿(状態)」と、そのありたい姿を実現のために「なすべき事(行動)」と「期限」の3点セットが、中計ビジョンとして必要だとお話ししました。



今回は、ありたい姿を、カード型BS(ブレーンストーミング)法で、洗い出し、整理して、ありたい姿をマップにして見える化する手順を解説します。

カード型BS法は、これまで本ブログで何回か説明してきましたが、中計策定の基本ワークなので、今一度説明します。

❖カード型BS法
①与えられたテーマに対して、黄色のポストイット(大)1枚に1つの回答(考えやアイデア)を書き出します(個人ワーク:制限時間5分)
②個人ワークで書き出した黄色のポストイットをグループで共有しながら、類似のポストイットに分類します
③分類した内容にふさわしい分類名を、ピングのポストイット(大)に書きます(グループワーク:制限時間15分)
④与えられたテーマに対して、採用する分類(ピンクのポストイット)や黄色のポストイットの右上に、「●」のシールを貼ります(グループワーク:制限時間20分)



Step1:ありたい姿の設定➡will(想い)
❖将来実現したい姿を、ありたい姿として設定します
➡当社の3ありたい姿をチームにて討議します
①ありたい姿実現までの期限を3年と設定します
②設定した期限での成功のイメージ(状態や存在)を、カードBS法にて抽出します
「○○になっている。」や「○○である。」や「○○出来ている。」などの表現で書き出しましょう
➡もし、抽出に苦労するなら、以下の切り口をヒントに、成功のイメージを膨らませてみましょう




③抽出した成功のイメージを、グルーピングします
グルーピングしたピンクのカードを、以下の4つの視点で並べてみましょう。





はい、これが当社の3年後の「ありたい姿」を、見える化したTobeマップとなります。