『可視化フレームワークによる中期経営計画策定』
~中期経営計画策定研修のご案内~
2016年7月28日

こんにちは、可視化経営のエバンジェリスト本道です。

2010年2月に、「可視化経営フレームワークの7ステップ」の解説をするために、
本ブログをスタートしました。

おかげさまで、6年半で、210回のブログ投稿となりました。
最近では、「年度方針や年度戦略の策定と具体化のための可視化経営フレームワークの活用事例」や 「業務改革としての可視化経営フレームワーク活用方法」などの領域にまで広がっています。

今回から数回にわたって、「可視化フレームワークで中期経営計画のベースづくり」をテーマにして行きます。

今年に入って、「中期経営計画策定」に関わる個別コンサルのご用命が増えています。

そこで・・・・、
まずは、当社のオープン参加型研修である「中期経営計画策定研修」の内容を、
ご紹介しながら中期経営計画(以降:中計と省略します。)
策定のためのポイントについて解説して行きたいと思います。

この「中期経営計画策定研修」は、
可視化経営フレームワークの中核となる、 バランス・スコアカードの4つの視点
(財務の視点、顧客の視点、業務プロセスの視点、人材と変革の視点)で、
中期ビジョンを具体化します。

売上、利益、人員構成、設備投資など、これまでの実績の積み上げ、
すなわち現状踏襲型の中計策定ではありません。
これからの自社の「ありたい姿」を描き、その「ありたい姿」を実現するために、
自社として拘り取り組むべき事を「なすべき事」として検討する方法を習得していただく研修です。

市場環境の変化の激しい時代に、
これまでのように、過去の延長線で中計を策定していたのでは、計画倒れだ。
折角、中計を策定しても、計画通リに事が進まないから、中計なんて一層のこと、作らなくてイイのではと思い始めている経営者の皆さん。

チョッと、待ったです。

計画通り、行かないからこそ、中計を策定するのです。
これって、可視化経営の基本となる考え方です。
経営は、そう簡単に計画通りに行かない。
しかし、計画は、ドライブに例えると、目的地設定と目的地までのルート設定。
まかりなりにも、目的地とルート設定があるからこそ、道中のズレが明確になります。
このズレは、計画と実績の差であり、これが問題となります。
そして、この計画と実績の差である問題を認識すること、すなわち「問題意識」を持つことが、組織的行動の第一歩となります。



計画通りたやすく行くのであれば、逆に中計など策定する必要は、ありません。
そして、これまで中計を策定したことのない中小・中堅企業の経営者の皆さん。
これから数回にわたり中計の策定ポイントを解説しますので、お付き合いの程よろしくお願い致します。