Step6:「業務フローの見直し」のポイント2016年4月28日

こんにちは、可視化経営のエバンジェリスト本道です。

Step6:業務フローの見直し
当社定常コースである「業務改革研修」のワーク部分を、数回に分けて解説しています。



前回は、コーヒーブレイクしました。
前々回は、Step5の「ボトルネックの原因究明」の具体的な手順と注意点について解説しました。
今回は、Step6の「業務フローの見直し」のポイントについて解説します。
Step4で現状の業務フローを見える化し、Step5で見える化した業務フローのボトルネックの原因を究明しました。
Step6では、ボトルネックとなる原因の対策を講じて行きます。

ボトルネックとなっている業務フローの改善策を、取り組み姿勢や意識の問題(気合と根性)にしても解決にはなりません。
意識を変えるためには、業務フローの手順(やり方)そのものや手順に費やす時間配分を見直す必要があります。
具体的には、ボトルネックを引き起こす原因を生じさせないような業務フォローを作ることになります。そのような業務フローを作成する時の方針は、NHKです。

①ボトルネックを生じさせている原因となる現状の業務フロー上の手順を、無くせないか?
②ボトルネックを生じさせている原因となる現状の業務フロー上の手順を、減らせないか?

まず、①そして②の順で、現状の業務フローを見直します。
そもそも手銃が余計な無ければ、モレやヌケを起こすこともありません。
手順があるからモレ、ヌケを引き起こすのではないかと疑って見ましょう。
⇒業務フロー上の手順を無くすことや減らすことで、真面目な手抜きです。

そして、現状の業務フロー上の手順を、どうしても無くすことも、減らすこともできないのであれば、
③ボトルネックを生じさせている原因となる現状の業務フロー上の手順を、カエルことができないか?
と言った順に手をつけて行きます。

N 無くす:現状の業務フローの手順を無くせないか?
H 減らす:現状の業務フローの手順の時間や回数を減らせないか?
K カエル:現状の業務フローの手順をカエルことが出来ないか?

業務フローの手順をカエルことができないか?
業務フローの手順を見直す際の切り口として「カエル」に、以下のように「漢字」を当てはめてみましたので、参考にしてみてください。
①業務フロー上の手順の見直しを、業務プロセスのそもそもの狙いや目的に、立ち返ってみる

➡原点:そもそも
②業務フロー上の手順の見直しを、最初や以前の業務プロセスに還ってみる
③業務フロー上の手順の見直しを、業務にかかわる立場(顧客、上司、経営者、競合など)を、変えて見直してみる
④業務フロー上の手順の見直しを、担当する部署や人を、代えられないか(代打)考えてみる
⑤業務フロー上の手順の見直しを、手順そのもの自体を、新たなものに換えてみる

➡手順Aから手順Bへ
⑥業務フロー上の手順の見直しを、手順の順序を入れ替えてみる

➡打順を入れ替える
⑦業務フロー上の手順の見直しを、業務フローの逆方向(後工程)から復って眺めてみる
このように、業務プロセスの見直しのキーワードNHKで、業務フローのあるべき姿(業務プロセス)をきっちりと見える化しておきます。