業務改革の手順の事例紹介の「まとめ」その22015年7月24日

こんにちは、可視化経営のエバンジェリスト本道です。

「今こそ、業務改革!!」というテーマを事例企業で、業務改革の手順の事例紹介の「まとめ」 その2です。

❖業務改革のポイントを以下の7つにまとめました。

1.戦略の見える化、戦略の具体化、業務の効率化を実現するための改善活動であること
2.「戦略ストーリー」と「シクミ」と「仕掛け」の3つのSを押さえること



3.顧客ニーズの選択を起点とする戦略的な取り組みであること



4.部分最適から全体最適を目指すこと(自部門だけじゃない)
5.ITシステム活用による効率化で省人数経営を目指すこと
6.この取り組みが、人材育成と風土変革に資すること
前回は、業務改革のポイント6つを、お話しました。

今回は、業務改革の最後のポイントの7つ目の解説です。
7.まず、実行すること(Now & Here)です。
業務改革の必要性は、良く分かるけれども、うちの会社は、現場のやる気が欠けて…。
どうも、現場に危機感が無くて、業務改革が継続せず、腰砕けになって…。
といった現場の実行力=「やる気」についての話を耳にします。
これまで、お話してきたように、経営の成果は、戦略策定力と戦略実行力の掛け算です。
もちろん、外部要因も半分くらい経営の成果に影響するというお話もしました。



いずれにせよ、行動しなければ、良くも、悪くも成果に結びつきませんね。
で、この実行力について、少々考えて見ましょう。
実行力=やる気は、「やると、決心すること」そして、「行動すること」、さらに「その行動を継続すること」に、分解されます。



そして、決心というやる気の要素は、ゴールの状態がイメージ出来たとき(ゴールの見える化)に、決心がつくのだと思います。これって、「さぁやるか」というスタート・モチベーション、エネルギーが必要です。
また、行動は、プロセス(取り組みの具体的な方法)がイメージ出来たときに、継続するのだと思います。
たとえば、この夏までに健康的な体型になりたと思ったとします。
ここで、細マッチョに腹筋が割れている自分がイメージできていますか?
これが、ゴールイメージ(ゴールの見える化)です。
でっぷり太った「赤井英和」が、数か月後に、何と見事に腹筋が割れている、あれ、あのCMのイメージです。
あれを、自分にダブらせて、数か月後に…。鮮明に、カラー映像でイメージできてますか?
そして友達から、「おっ!!!!」と羨望の溜息…。これが、ゴールイメージ。
成功している状態を、鮮明にイメージするって、大切です。
そして、それだけでは、人は、やる気になりません。
ゴールイメージに加えて、ゴールイメージに到達するための具体的な手段、そうプロセスイメージを、明確に持って、はじめて、やる気が出るのです。
要するに、痩せる⇒どうすれば良いか⇒具体策を持つ。
言い換えると、目標だけあっても、その具体策が、見えて来ないと、やる気がでません。
逆に、痩せるための具体策が見えていても、いついつまでに、痩せなければならないという目標と具体的なゴールイメージを持っていない人も、やる気が出ないのです。



やる気って、目標(ゴールイメージ)と手段(プロセスイメージ)という2要素の掛け算なのです。
そして、業務改革で紐解いた、スコアカードのKGI、KPI、業務プロセスって、まさしく、この2つの要素なのです。