第1のSのポイントその32014年12月9日

こんにちは、可視化経営のエバンジェリスト本道です。
先週の金曜日は、札幌で「事例から学ぶシリーズ  標準化で経営成果を劇的にアップさせる業務改革とは」というテーマでセミナーを実施しました。
お陰様で、満員御礼でした。


来週の12月16日は、仙台のTKP仙台カンファレンスセンターで同内容のセミナーを実施します。
まだ、若干の空きがありますので、ぜひご参加ください。
ブログを見たと、申込みいただいた方は、拙著「図解ビジュアル 経営の見える化」を会場でプレゼントします。



今こそ、業務改革!!
「業務改革」遂行のためのポイントは、3つのSに取り組むこと。

第1のS:戦略ストーリーとは、取り組むべき戦略をいくつかのポイントで押さえ具体化することでしたね。



これまで、業務改革の第1のSである『戦略ストーリー』の
ポイントその1:ターゲット(①誰に、②何を、③どのようにして)
ポイントその2:戦略の方向づけ(3C+3S)について、事例企業を題材にして説明してきました。
今回は、
ポイントその3:戦略のあら筋を戦略マップにします。
戦略ストーリーのあら筋を、バランス・スコアカードの4つの視点でマップにして、見える化します。

戦略マップは、戦略の抑えどころを、財務の視点、顧客の視点、社内プロセスの視点、人材と変革の視点という4つの視点で表現します。
あら筋とは、
ポイントその1のターゲット=下図の戦略
ポイントその2の3C-3S分析の顧客ニーズの選択=下図の顧客の視点
ポイントその2の3C-3S分析の経営資源の集中=下図の社内プロセスの視点
ポイントその2の3C-3S分析の競合他社との差別化=下図の人材と変革との視点という位置づけになります。



事例企業での戦略のあら筋は、
ポイントその1戦略:新規顧客開拓による売上の維持・拡大
顧客の視点:選択した顧客ニーズの提供(価値提供)による関係性の構築
社内プロセスの視点:新規開拓と既存顧客への効率的な組織対応
人材と変革の視点:組織的対応でのボトルネックや他社との差別化ポイントにおける更なるスキルアップ(イイとこ伸ばし)という感じです。

そして、
この4つの視点の抑えどころの達成度合いを評価するためのゴール指標を設けます。
さらに、ゴール指標を達成のために日々取り組む活動として日課指標の設定も行います。

事例企業のゴール指標と日課指標は、以下の様になりました。
これは、第2のSのシクミを作成することで、導出することができます。



次回は、第2のSのシクミについて、じっくりと解説します。