≪事例研究≫日雑卸売業H社の場合~Step2 20年後の将来ビジョンを描く(その2)2011年05月10日

こんにちは、
経営の見える化エバンジェリストの本道です。

前々回は、Step2の20年後の将来ビジョンを描くために必要な以下の4つの要素を解説しました。

①自らの夢=ありたい姿(be)
②なすべきこと(do)
③ダントツを身につける(have)
紐付く ④期限(20年後)

今回は、日雑卸売業H社の6名のプロジェクトメンバーと検討した20年後の将来ビジョンを紹介します。


経営理念にある新しいライフスタイルの提案で自社の価値を認めてもらえるような存在(be)になりたいということです。

また、そのための取り組むべき方向性は、少子高齢化、モノ余り、環境に配慮した企画や提案を実施(do)することについての努力を惜しまないということです。

そして、そのためにはターゲット地域でのイベント企画数とPB(プレイベーとブランド)商品の提供数については、ダントツの一番化を目指すことを20年後のビジョンとして設定し、ビジョン設定シートを作成しました。

先が読めないこんなときだからこそ、自分たちの会社がこれからどこへ向かおうとしているのか、ビジョンを明らかにする(会社の将来の見える化)ことが求められています。

厳しい時だからこそ、会社が目指すゴールを具体化し、鮮明なカラーでイメージできるように具体化することが重要です。

なぜなら、「人は、結局思った通りの自分になる。」とゲーテが、言っています。

また、「人は心構えを変えることによってなりたい人間になれる、自分の人生は自分の頭の中で創られている。」とウイリアム・ジェームス(米国・心理学者)も言っています。

そうです、ビジョンとは、会社の成功のイメージなのですから。

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