コンサル奮戦記~その10:勝ち残りをかけてジンザイを育成する2011年03月29日

こんにちは、
経営の見える化エバンジェリストの本道です。

先週は、人生には、『長さ』だけでなく『奥行』と『深さ』がある話をしました。
そして、立方体の体積の大きい方が、「できる奴」という話をしました。
(詳しくは、先週のブログをご覧ください。)



できる奴とは、高いスキルと高いマインドを持ったリーダシップ人材のことを言います。
高いスキルとは、自分に与えられ仕事を行うための専門的な能力や仕事や人をマネジメントする能力を身につけた『仕事力』のことです。
また、高いマインドとは、仕事に対する意欲や姿勢が前向きなモチベーションの高い『人間力』を身につけた人のことです。

これを図示すると、以下のように4つのジンザイに分類することができます。


①スキルもマインドも両方ともに高く、自ら進んで何事にも取り組む人⇒人財
②スキルが高くてマインドな低い業務遂行のための材料として働く人⇒人材
・・・担当部長などという肩書を持って部下のいないタイプ。
③マインドは高いのだけれども、そのマインドにスキルが伴わない、ただ居るだけの人⇒人在
④スキルもマインドも両方ともに低く、他にも悪影響を及ぼすマイナスになる人⇒人罪

どの会社も①人財の領域に位置するリーダシップ人財を求めます。また、この領域に入るように人財育成することが、組織の重要な仕事となります。
社員とすれば、いかに組織で人間力と仕事力を高められるか。
とくに自身の成長実感(※2)を求める社員が多くなりました。
そして、この成長実感こそが、社員満足度の向上(※2)となります。


要するに勝ち残る企業では、スキルとマインドの高い社員、あるいは高める活動を日々実践する組織(※1)が、取り組む業務の品質は、おのずと高いものになります。
そして、高い業務品質から生み出される製品やサービスも高い品質のものが生み出される可能性が高くなります。
そのようか過程で生み出された製品やサービスを、ロイヤルカスタマーとして顧客は愛顧してくれます。
勝ち残る企業の方程式が大分完成してきました。
残るは、経営品質の向上です。

著作紹介