コンサル奮闘記 その12011年01月18日

ことし最初のブログです。
今年もよろしくお願いします。

先々週から3件のクライアントを回ってきました。
鹿児島⇒京都⇒東京(上野)と、いずれも経営の「見える化」のコンサルティングをグループ討議で実施するものです。
それぞれ業種もコンサルティング内容も異なります。
ただ共通することは、厳しい環境で勝ち残りをかけて、現場自らが考えること。
そして、自分達が考え決めたことを、愚直に行うために集まったということです。

鹿児島 それにしても寒かった。
前日まで雪が降っていたらしいですから。
鹿児島のクライアントは、建材卸で20年後に100億円を目指す(これは社長の想い入れであって参加メンバーには伝えてないのですが・・・)若手中心のビジョン作成プロジェクトです。
昨年の秋口から実施していますが、今回が4回目の訪問です。
現在30歳くらいの若手が中心になり20年後の自分達の会社をどうするのか、どうしたいのか活発な討議をしています。
現在要職にある部長や支店長は、もう結構お年のようなので、今回のワークショップからは外れていただきました。(20年後にリタイアしている可能性のある人と討議しても・・・)

京都のクライアントは、ネットワーク機器メーカーで、もう5年くらい前からバランススコアカードに取り組まれているのですが、年度方針をスコアカードにまで落とし込む部分の理解を深めるために3日間のワークショップを実施してきました。
すでに戦略マップの部分は、理解が進んでいたましたので比較的スムーズに初日を終えました。
2日目は、朝から夜10時過ぎまで悪戦苦闘して、スコアカードを作成しているチームもありました。
熱心で真摯な態度に感謝。社長はじめ執行役員の方々が、3日間オブザーバーとして参加され熱心さが伝わってきました。

そして、3件目のクライアントは、アミューズメント関連のメーカーで、昨年秋口から中期経営計画策定し、それを受けて拠点の営業マネジャ20名を中心に、営業部門の年度方針策定プロジェクトの最終セッションを行ってきました。
会社が統合したというこれまでの経緯もあり、マネジメントスタイルや業務がバラバラだったのを標準化してあるべき業務プロセスを策定することができました。(経営の「見える化」のフレームワークは十分威力を発揮します。)
半年の長丁場でしたが、戦略が具体化し、来期への準備が完了しました。前向きに取り組んでくれた皆さんに感謝。前日まで高熱で、顔がはれていると言いながら参加してくれた中部のマネジャありがとう。

いずれのクライアント先も、新たな戦略策定とその具体化に、成人式を含む3連休を返上して取り組んでいます。経営トップ自ら率先し、何とかこの厳しい状況を乗り越えて行きたいという気持ちが、ビンビン伝わってきます。
そんな方々のお役に立てる仕事にかかわっていられることに、あらためて幸せを感じています。
今年も、経営の「見える化」で、お役に立てるよう精進します。
なんだか、年頭の宣言みたいになりましたが、今年も宜しくお願いします。



↓↓ 可視化経営のstep①~ step⑦はこちらから ↓↓
step① 「経営理念・使命を再確認する」
step② 「20年後の将来ビジョンを描く」
step③ 「ビジョン,戦略,戦術をマップ化する」
step④ 「スコアカードを作成する」
step⑤ 「アクションプランを決める」
step⑥ 「モニタリングシステムを作る」
step⑦ 「経営コクピットを完成させる」