中計の具体化の軸を明確に!!2018年5月31日

こんにちは、可視化経営のエバンジェリスト本道です。

中期経営計画立案の際には、STPマーケッティングの切り口で検討することをお話してきました。
振り返ると、STPマーケッティングのSとは、セグメントすなわち中期経営計画を検討する際の切り口を決めることです。

これは、アンゾフの成長戦略の誰に(市場)と何を(提供する製品やサービス)という2軸で検討することを説明しました。さらに、その2軸のどの部分についての戦略を検討するのかを決めることを、T:ターゲッティングすると言いましたね。

そのあと、このターゲッティングした部分の顧客のニーズを選択して、その選択したニーズを当社が取り組む必然、すなわち他社との差別化できるポイント(強み)を明確する必要があります。この選択した顧客のニーズに競合他社以上にジャストミート(差別化)するための組織的な取り組みに、経営資源を集中しなければなりません。

この顧客(Customor)ニーズの選択(Sentaku)と競合他社(Competitor)との差別化(sabetuka)と自社(Company)の経営資源の集中(syutyu)の3C-3Sで考察して、ターゲッティングした領域おいてより具体的なポジションを決定していく必要性を説明してきました。



さらに、目指す成果、求める成果に実現のために、時間軸で戦略を検討する必要があるということです。
下の図のように、3年後の期待すべき成果から考えると、現状の市場で現状の製品化サービスを現状のまま売っていたのでは、青色点線のようになる可能性が高いと言えます。 ※国内マーケットは、縮小していますので・・・・
そこで、現状の取り組みをテコ入れして、なんとか青色実線になるように、改善する必要があります。➡これを基盤戦略と言います。



しかし、これだけで期待すべき成果に届かない場合には、現状の基盤となっている市場にプラスして、新たな市場を開拓、または新たな市場に参入していく必要があります。
これが、赤線の成長戦略になります。中期経営計画においては、この2つの基盤戦略としての改善活動と成長戦略における新たな改革の大きく2つに分けて検討する必要があります。
この基盤戦略と成長戦略について、先のSTPマーケッティングのセグメントとターゲッティングに照らし合わせると、以下のようになります。



Cの領域においてのみ基盤戦略と成長戦略の両方のシーンが発生します。

この点についての詳しい話は、次回に。

いずれにせよSTPマーケティングの軸で整理して、中期経営計画の具体的な戦略を考えていく必要があります。


著作紹介

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