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トップページ > 代表長尾が語る > おすすめBOOKS 2018年版

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おすすめBOOKS

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なぜ戦略の落とし穴にはまるのか
なぜ戦略の落とし穴にはまるのか 伊丹敬之 日本経済新聞出版社 1700円
 「経営戦略の論理」で有名な伊丹先生の最新刊。戦略を考える上での落とし穴と戦略内容の落とし穴について、分かりやすく解説。日本の戦略論をリードしてきた先生だけに多くの企業の指導もして来られたのだろう。「そうそう」「あるある」とうなづく指摘が満載。企業経営者ならびに戦略立案スタッフなどは是非読んでみるといいだろう。
 伊丹先生は、「孫子に経営を読む」という孫子本も書かれていて、孫子の兵法が企業経営にも応用できることを示してくれているので、孫子兵法家としては余計にうなづける点が多い。本書にも孫子兵法の引用が結構出てくる。
 企業経営も兵法も、やはり「兵とは詭道なり」で、戦い方に正解がなく、正と奇の連関であり、手の内が他人から見てすぐに分かるようではダメなわけで、大学の講義や書籍で「正解」を伝えるのは難しいだろうなと思う。
 本書もこれが「正解」だと鵜呑みにせずに、参考程度にして独自戦略を打ち立てるくらいの気持ちで読んで欲しいが、本書で指摘されているようなことが、そもそも出来ていない企業が多いので、失敗を避けるだけでも役に立つだろう。良著。

西郷の首
西郷の首 伊東 潤 角川書店 1800円
 昨年紹介した「武士の碑」に続いて、大河ドラマ「西郷どん」の予習のために読んでおきたい一冊をおすすめする。「武士の碑」と同じ伊東潤氏の著作である。「武士の碑」は薩摩藩士の眼から西郷を見たものだが、「西郷の首」は加賀藩士が主人公。実は、西郷の首を発見した男と大久保利通を暗殺した男は加賀藩士であり、親友だった・・・。幕末から明治初期の話に加賀藩が登場してくることはほとんどない。だが、「不平士族によって暗殺された」と片付けられることが多い大久保利通が暗殺された紀尾井坂の変が、旧加賀藩士によるものだとなると、そこに至るまでの加賀藩に何があったのかと気になってくる。
 西郷隆盛自身はあまり登場しないが、大河「西郷どん」を見ながら、その裏で何が起きていたのか、時代の流れをイメージするには本書で予習をしておきたい。現代から見ると明治維新は江戸城の無血開城に象徴されるように平和裏に事が進んだように思われるが、現実はそう簡単ではなく、時代の変化は多くの人に苦汁を舐めさせたのだろう。大河ドラマが幕末・維新に進むのは年後半だろうから、それまでに読んでおきたい一冊。

 

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