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トップページ > 代表長尾が語る > おすすめBOOKS 1998年版

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おすすめBOOKS

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サラリーマンサバイバル
大前研一 小学館 500円
大前氏のこれまでの経歴を例に、これからのビジネスマンのあるべき姿を説いた良著。氏が言うように、これからのビジネスマンは二極分化が進んでいくことになるだろう。時間に縛られることなく高い付加価値をあげる知的ホワイトカラーと、ホワイトカラーであっても時間から時間の労働力しか売り物にできない事務的ブルーカラーの差がますます大きくなる。本書には、知的ホワイトカラーとして生き残るための具体的処方箋が明示されている。行動実践の書。
法華経を生きる
石原慎太郎 幻冬舎 1600円
この人が法華経について書いているのか、というので買ってみた。プレジデントに連載された内容の単行本化。家族や自らの人生を通して法華経の教えを紹介しているので、解りやすく、興味深く読むことができる。諸法実相という法華経の思想を中心に解説されているのだが、本の性格上内容についての踏み込みは浅い。しかし人類史上最高の教えと言われる法華経の内容に初めて触れる人には良い本である。こういう本がこういう著名な人の手で一般書として出版されることが意義深い。
人を動かす人になれ!
永守重信 三笠書房 1333円
超ハードワークで知られる日本電産社長の著者が、企業経営に喝を入れる一冊。中小企業やベンチャー企業はこうあるべきだという生きた手本となるだろう。とはいえ当の日本電産は一部上場企業となり、中小企業とは呼べないが、中小企業らしさを中小企業以上に残して活力を維持している。大企業化を目指す経営者が多い中、「超」中小企業を実践する同社の考えは必読。
アウトソーシング経営革命
牧野 昇 経済界 1400円
三菱総研主席研究員の武藤泰明氏が共著で加わったことで、前作「アウトソーシング」よりは深い内容になった。ただ依然として事例紹介中心で、その事例の中に先ごろ更生法を申請したカンキョーが入っていることが残念だ。アウトソーシングに対する評価をこういうことで落としてもらっては困る。カンキョーが破綻した原因もアウトソーシングにあるという報道があるが、アウトソーシングは経営手法であって、良くも悪くも使い方次第だ。そのことを伝えたくて、あまりおすすめBOOKではないが、ご紹介した。
  
飯田亮 意志を貫く
秋場良宣 東洋経済新報社 1500円
私が唯一、企業経営のケーススタディーとして取り上げているセコムの創業者、飯田 亮氏の経営コンセプトを本人のインタビューや社員の声を交えてまとめた本。経営戦略やビジョンを考える際に、セコムの考え、すなわち飯田さんの思想は参考になります。 
事業の構想力、コンセプトへの落とし込み、事業を推進する勇気と決断。企業経営者は見習うことが多いでしょう。昨年64歳で会長を退き、最高顧問に就任した退き際の美学も是非参考にして欲しいものです。やはりセコムは素晴らしい会社です。
部下がついてくる人
福原義春 日本経済新聞社 1200円
資生堂会長のリーダーシップ論。資生堂創業者の御孫さんだけに教養の深さを感じさせる。とはいえ内容は上っ面な建前論ばかりではなく、実践に基づく説得力のある内容で、経験に裏打ちされた自信が伝わってくる。現実にリーダーの地位にある人がリーダー論を著わすことには勇気が必要ではないかと思うが、実際にあったエピソードなどを紹介しながら具体的に教えてくれる一冊。管理職の方にはお勧めです。
志士復活
林 英臣 日光出版 1200円
西洋文明と東洋文明の盛衰の法則性を解き明かした、文明法則史学の伝導者として、また大和言葉など日本文化の研究で知られる著者が、西洋文明から東洋文明への転換点にあたって、日本人に求めるリーダー論。サブタイトルは「出でよ!地球維新のヒーロー」 
確かに西洋から東洋へと文明の中心が移る時に日本が果たす役割は大きいでしょう。しかしその自覚が当の日本人にほとんどないことが心配ではあります。20代、30代の日本青年に漫画だけではなくこういう本を読んで欲しいものです。
野性の復興
川喜田二郎 祥伝社 1800円
KJ法生みの親、川喜田二郎氏の著作。KJ法があまりにも有名なので著者を誤解していた。単にKJ法を考えた人かと思っていたらそうではなく、非常に奥の深い思想家であった。弊社で「ナレッジコラボ」という思考支援ツールを発売するに当たり、改めてKJ法を紐解き、その開発者である川喜田二郎氏の心を知ろうと読んだ一冊。この本に出会えて良かった。
直観の原則
谷口正和 TBSブリタニカ 1000円
この著者については読まず嫌いをしていた。どうも谷口正和=企画屋の大言壮語を並べる人、というイメージがあり、この人の著作をあまり読んだことがなかったのだが、非常に深い見識と博学の持ち主であるようだ。歴史認識、情報分析、そしてそれを読む哲学がある。1993年発行の少し古い本だが、21世紀のビジネスマンのあるべき姿を簡潔に明示してくれる一冊である。
プロデューサーは次を作る
小室哲哉・中谷彰宏 飛鳥新社 1300円
あの小室哲哉が初めて書いたビジネス書。それをあの中谷彰宏がバックアップ。売れっ子プロデューサー二人が書いた本だけに、思わず買ってしまいました。表紙には二人の名前がデカデカと書いてある。内容は小室哲哉のプロデュース事例を紹介しながらヒットを生むポイントを紹介し、それを中谷彰宏がフォロー解説するというもの。深い内容はないが、現実に売っているという事実が「なるほど」と納得させてくれる。小室のフォローに回っているせいか、中谷の解説にいつもの冴えがないのが残念であった。あの小室哲哉でさえ、「人よりたくさんの仕事をするためには、人が遊んでいる休日や真夜中に仕事をするしかない」と言っていることに勇気づけられた。やはりやるしかない・・・
どんどん変わる日本
日下公人 PHP研究所 1500円
日下先生の危機感がこもった一冊。いつも通り、日下先生ならではの着想で経済再生、ビジネスのヒントが満載。決して期待を裏切られることはないだろう。これまでの日下本と違うのは、読者に対してしきりに行動を促している点。概念や知識ではなく、実際に行動に移して現実を変えていかなければもう間に合わないという認識であろう。もちろん本書で指摘されているように現実はすでに変化を始めている。変化に押し流されるか、変化を先取りしコントロールしていくかが問題。
実学−経営と会計
稲盛和夫 日本経済新聞社 1200円
非常に素晴らしい本です。京セラで培われた会計の考え方を解りやすく公開。まさに経営のための会計とはどうあるべきかを問い直す好著。経営者、ビジネスマン必読。会計や財務を専門とする人にも是非読んでいただきたい。経営コンサルタントである私も財務の常識が通用しないことを痛感。これからの企業経営は、過去の経営学の常識にとらわれてはならない。この本は売れるでしょう。日経もハードカバーで1200円という値付けで、強気です。「値付けこそ経営である」「会計がわからんで経営ができるか」
浮浪者からホテル王になった男
東西寺春秋 ぶんか社 1200円
印刷会社を経営していた男が40歳の時に、家屋全焼、家族全員焼死で全てを失う。その後上野の浮浪者として生活し、そこからホテル王になるまでのドキュメント。浮浪者(世付人)の智恵、3つのただなる産物(空気、考える・語る)、社会で成功する姿勢(微笑むこと、頭を下げること、訊ねること)など教えられることも多い。今後、浮浪者も増えてくると思われるが、浮浪者になる前に読んでおくべき本である。
自在力
塩谷信男 サンマーク出版 1600円
人間の持つ可能性を無限に広げる呼吸法を紹介している。96歳になってなお元気でゴルフに勤しむという著者の経験に基づいた処世論であり、一人でも多くの人に読んでいただきたい一冊。我々の住む地球をより良いものにするための具体的行動も提言されており、今出版されるべくして出版された本であると言えるだろう。以前にも塩谷先生の著作を読んだことがあったが、その内容よりも更に切迫感のある、緊急性の高い内容になっている。このホームページを読まれた方は必ずお読みください。ご家族や知人友人にも是非おすすめを。
私がマツモトキヨシです。
松本かづな サンマーク出版 1600円
あのマツキヨの創業者であり「すぐやる課」を作った男、松本清の語録を中心に長男の著者がマツキヨの経営について解説している。 
「法は人の為にある。人の為なら曲げても良い」「目立つ処に金を使え。女はお尻に化粧はしない」「人の褌で相撲をとれ。自分の褌なら誰でもとれる」など松本清語録は、格調高くはないものの実際の商売では参考になるものが多い。政治家にも読んで欲しい一冊。
アングロサクソンになれる人が成功する
糸瀬 茂 PHP研究所 1600円
欧米先進国のビジネススタイルと日本のビジネススタイルを対比させながら、日本人に求められる行動規範を提示している。形式や伝統などに囚われない合理的なビジネススタイルは参考になる面も多い。ただ日本企業の中にもそうしたことに既に取り組んでいる企業も多く、護送船団で守られた金融機関を日本企業の事例として欧米金融機関と対比させていることには踏み込みの浅さを感じる。アングロサクソンだろうと黄色人種だろうと時代の変化を掴んでやるべきことをやれば良いだけのことだ。
変な人の書いた成功法則
斉藤一人 総合法令 1600円
高額納税で一躍有名になった、日本漢方研究所の斉藤一人氏の著書。発売時から読もうかどうしようかと悩んでいたが、ついに読んでしまった。どうもこういう話題先行の本は読むのをためらってしまう。未だに書店では平積みしてあり、売れているようである。確かに面白い本ではあった。ただ、変な人が書いた変な本だと言う割にはあまり変な本ではなかった。輪廻転生を前提とした話が中心なので、宗教的なものに嫌悪感を持つ人は読まない方が良いでしょう。
目的管理のすすめ
湯浅 清 日本能率協会 1600円
形骸化した目標管理を蘇生させ、再構築するために目的管理という概念を提唱。目標だけでなく目的を考えさせるという発想は面白いが、それを「ドメイン」と呼んでしまっていることで、どうも定義が不明確になり、結局目標管理との違いを明らかに出来ていない感がある。特に、一年もしくは半年毎に運用する目標管理と中長期に渡る目的とをどう切り分けるのかが課題であろう。 
目標管理の運用に悩んでいる人事担当者には参考となる一冊。
戦略の本質
和田勲生 ダイヤモンド社 2400円
戦略の本質というタイトルに惹かれて読んでみた。本質というよりも基本という感じの内容である。著者の言うように、流行を追い掛ける手法やマニュアルではなく、戦略の原点に帰った内容で、良著ではある。経営戦略を一から学んでみようとお考えの方にはおすすめです。
実践経営問答
稲盛和夫 PHP研究所 1500円
稲盛氏が主催する盛和塾でのやりとりを書簡形式にまとめた本。発刊当初からチェックはしていたのだが、どうも二世経営者向けという感じがして二の足を踏んでしまった。ところが読んで見るとさすが稲盛さんという内容で、二世経営者のみならず参考になる本であった。 
少なくとも二世経営者の方は是非ご一読をお勧めします。
経済探検 未来への指針
レスター・サロー たちばな出版 1600円
レスター・サロー博士が日本のために書いたポスト資本主義論。資本主義の本質と資本なき資本主義となるポスト資本主義社会をどう生きるかを解き明かす。特に教育の重要性については自分自身の問題として参考になった。とてもいい本です。 
最後に本文より抜粋「今日では、人々は、頭の中にある資本以外に大した資本がなくても、非常に成功するビジネスを始めることができるのだ」
人生二度なし
森信三 致知出版社 1600円
あの森信三先生が中卒、高卒で社会に出た青年に向けて書かれた人生哲学の本。初版は昭和38年。絶版になっていたものがこの度再版された。若い人向けに書かれたものではあるが、おそらく若い人は読まないであろう。したがって40代以上の方がまず読んでこれを後輩に伝えていく事が重要。「人は何の為に生きるか」「結果こそ現実である」など深みのある言葉が満載。是非、読んで欲しい。実学の書。
人を動かす人
高木禮二 H&I 1600円
明光商会長の書いた商売道の本。営業関係者必読。名刺の扱いの様な具体的な事から理念まで幅広く実体験に基づいた話が続く。起業家を目指す人にもお薦めでしょう。当たり前の事、小さなことを積み重ね、継続していく事が何事も大切だという事を教えてくれる一冊。びっくりするようなことは書いてありません。
マイナスに賭ける!
福嶋康博 KKベストセラーズ 1295円
ドラゴンクエストで有名なエニックス社長の自叙伝的経営論。素人としての発想が如何に大切か、業界の常識に囚われることが経営上如何にマイナスであるかを説いている。ゲームソフトを作るに至るまでにいろいろな経験をしたことは、確かにユニークではあるが大して参考にはならない。しかし人材の登用、社員ではなく社外の最高の人材を集めて最高の商品を作るという経営のこだわりは大いに参考になる。
ゼニの人間学
青木雄二 ハルキ文庫 500円
ナニワ金融道で一躍有名になった著者の経済論であり、裏人間学である。マルクスがかった思想には少し偏りが感じられるが、人間の原点、裏側を理解するには参考になる一冊。最近多くの著作を発表しているが、どれも似たような感じの内容なので、文庫化されたものがお勧めでしょう。なかなか面白いです。私はあの角川春樹氏が出版している文庫シリーズということで買ってみました。
堀場雅夫の経営心得帖
堀場雅夫 東洋経済新報社 1800円
 「おもしろおかしく」という理念で知られる、堀場製作所会長の経営指南書。経営や創業の勉強はもちろん、読み終えて元気が出る一冊。実体験に照らして、解りやすく説かれており、理屈っぽくないのが良い。
起死回生
トム・ピーターズ TBSブリタニカ 1600円
結構厚い本だが、面白くてすぐ読める。極端な表現もあるが、経営上のヒント満載である。この本を読み終えてすぐにセミナーをしたら、テンションが上がり過ぎて、受講者が少しひいてしまった。(反省)それくらい影響される本。
一回のお客さんを信者にする
中谷彰宏 PHP文庫 457円
移動中に読む本がなかったので仕方なく買った文庫。これまでにも何冊か中谷本を読んだことがあったが、やはりあれだけの本を出しているだけはある参考になる本だった。さすがである。しかし、似たような内容の本が多いので単行本ではなく文庫がおすすめです。
「経営の未来 cybercorp」
ジェームズ・マーチン TBSブリタニカ 2200円
情報ネットワーク化が進む中で、企業のあるべき姿として「サイバーコープ」というコンセプトを提示。経営戦略から従業員との関係まで網羅し、コア・コンピタンスなどの最新の経営論を取り入れた奥行きの広い本。インターネットなどの普及に伴い、新しいマーケットが出現したり、新しい競合が生まれたりしているが、これまでの考え方を捨て、新しい「サイバー思考」をすることは、これからの常識となるだろう。時代は確実に変化している。
これから日本市場で何が起こるのか
田坂広志 東洋経済新報社 1600円
世界クラスの企業になるためには、「現状の改善」と「未来の創造」という2つのカーブを作り出していくことが必要であると説く。業界毎に定型のビジネスパターンがあった時代から、自社独自のビジネスを作り出していくことが求められる時代へと変化していくことで、社員の表面的な行動や生産性ではなく、より内面に踏み込んだ取り組みが必要になるだろう。人間の創造性を引き出す、刺激的な会社となることが、これからの時代に優秀な人材を確保するには重要なこととなろう。 国境やローカルの垣根が消える大競争時代は、常に世界的レベルで自社の経営を見直すことも必要であるローカルな中小企業には厳しい時代がやってこようとしている。
混沌からの出発
五木寛之・福永光司 致知出版社 1800円
 日本の文化の根底に深く影響を及ぼしている、道教の立場から日本の再生の方向性を探る。直木賞作家と中国哲学者のリレー形式。何でも「道」にしてしまう日本人のルーツはやはり中国の道教にあるらしい。中国ではあまり重要視されていない道教が日本で花開いたことは興味深い。副題は、道教に学ぶ人間学。理路整然と体系づけられた秩序を重んじる西洋的な考え方と混沌として矛盾や不合理を統合させる東洋的な考え方との違いに日本人として生きる方向性を見出せるかもしれない
 

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