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トップページ > 代表長尾が語る > おすすめBOOKS 2012年版

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おすすめBOOKS

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孫子の至言
孫子の至言 田口佳史 光文社 1500円
 東洋思想研究家、田口佳史氏による孫子解釈。以前紹介した「論語の一言」の時にも書いたが、私は昔っからの田口ファンである。会ったことはないが・・・本は読んでいる。その田口先生が孫子を解説した本を出したら読まないわけにはいかない。孫子を戦争や経営に当てはめるのではなく、人生に当てはめた「人生孫子」だそうだ。そう、孫子は人生の指針としても役立つと思う。
 本書は、田口先生による、「論語の一言」「老子の無言」に続く三部作目。「上り坂の儒家、下り坂の老荘、険しい坂の孫子」なのだそうだ。残念ながら私はまだ田口先生の境地にまで達しておらず「下り坂」には興味がない。「右手に孫子、左手に論語」くらいがいい。そしてやっぱり、今は険しい坂を上って行くしかない時代だから孫子の兵法が優先となる。田口流孫子解釈は少々ソフトな感じで、これもまた良し。是非多くの人に読んでもらい、孫子兵法が現代人にも役立つことを知ってもらいたいと思う。著作権もない古典は人類の共有財産だ。活かしてナンボ。どんどん自己流解釈をしてもいい。本書も大いに参考になるだろう。
成毛眞の超訳・君主論
成毛眞の超訳・君主論 成毛眞 メディアファクトリー 740円
 日本マイクロソフトの元社長が書いたマキアヴェッリ「君主論」の超訳。超訳とはどんな訳か、よく分からないが、成毛流の自由な解釈ということらしい。会ったこともないし、ビル・ゲイツでもないので、どれだけすごい人なのかよく分からないが、かなり上から目線な君主論解釈が、そこまで言うか?というほどで気持ちいい。古典の解釈はこれくらいでいいと思う。何しろ君主論の原文は読みにくいというか、具体的な名前とか地名が出てきて、現代の日本には関係ないことが多いのだが、エッセンスだけを抜き出して、現代風に解説してくれるのはありがたい。そして、こういう本を読んでみると、やっぱり原典に興味が湧き、多少難しいけれどもマキアヴェッリに挑戦してみようかという気にもなる。私の「孫子」の解釈も、現代の企業経営に向けた解釈だから同じようなものだ。古い話をそのまま現代語に訳すよりも応用が利いていい。そしてまたそこで興味を持って原典に当たると古典に対する抵抗感も薄くなるし、それで古典を学ぶ人が増えるのはいいことだろうと思う。人の上に立つ人にはおすすめ。成果を出すにはシビアさも必要だ。
勝ち続ける経営
勝ち続ける経営 原田泳幸 朝日新聞出版 1400円
 日本マクドナルド社長の経営セミナーの内容を本にした一冊。講演内容の収録だから、本としては物足りない感じもするが、その分、読みやすく、質疑応答の内容も入っていて、より生々しくなっている感じもある。マック(Apple)からマック(マクドナルド)への転身で注目される経営者だけに、スティーブ・ジョブズについての記述もあり、興味深い。どちらのマックにせよ、独自性、「らしさ」にこだわり、やると決めたら徹底してやる、というところが高業績につながっているように感じる。原田氏も語っているが、顧客の声やリサーチ結果に従っていては必ず総花的な平均点経営になる。そして横並びとなって過当競争を生む。だが、実際には、顧客から言われたことから離れて独自の方向性を示すのはなかなか難しいから、ついついどこの企業も顧客に言われるがままになってしまうんだなぁ〜。企業経営者は自社の経営を見直すネタ本として読んでみるといいだろう。勝つには理由がある。他社の真似をしているだけでは勝てない。勝たなければ生き残れない。
 

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